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被爆者運動「心のよりどころだった」=坪井さんお別れ会、400人参列―広島


 被爆者運動の先頭に立って核兵器廃絶を訴え続け、10月に亡くなった坪井直さん(96)のお別れ会が22日、広島平和記念資料館(広島市中区)地下1階の会場で行われた。被爆者ら約400人が参列し、黙とうをささげ献花したほか、生前の活動の様子がスクリーンに映し出された。  坪井さんに代わって広島県原爆被害者団体協議会(県被団協)の理事長に就任した箕牧智之さん(79)は「私たちの心のよりどころだった。もう二度とあの笑顔、あの声に会えないと思うと、いまさらながら癒やしがたい寂しさがある」と声を震わせながら語った。  日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の木戸季市事務局長(81)も追悼の言葉を述べ、「坪井さんとのお別れの会だが、同時に先達の思いをしっかりと受け継ぎ、核兵器も戦争もない世界の実現に向けて生きることを誓い合う会でもある」と決意を新たにした。   戦後、中学教諭を勤めた坪井さんの教え子の荒滝龍馬さん(78)も参列。「生徒と同じ目線で話してくれる先生だった。被爆の話もしょっちゅうしてくださった」と振り返り、「核廃絶半ばで亡くなったのは無念だったと思う。安らかにお眠りください」と話した。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕坪井直さんのお別れ会で、追悼の言葉を話す広島県原爆被害者団体協議会の箕牧智之理事長(右)=22日午後、広島市中区
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