月３５万件の投稿削除＝ヤフーニュース、誹謗中傷など

　ヤフーは２１日、利用者がニュース記事にコメントを書き込むことができる同社のサイト「Ｙａｈｏｏ！ニュース」で、２０２１年３月に１０５０万件の投稿があり、３％に当たる３５万件を削除したと発表した。削除の理由では、誹謗（ひぼう）中傷や過度な批判、民族差別など「不快投稿」が６５％に達した。 　誹謗中傷などガイドラインに違反した投稿への対応をまとめた「メディア透明性リポート」を初めて公表し、明らかにした。削除に至った経緯については、人工知能（ＡＩ）などを活用した自動削除が７１％に上り、専門スタッフによる「パトロール巡回」が２２％、利用者からの違反申告は７％だった。 　一方、利用者同士が質問と回答を寄せ合い疑問を解決する「Ｙａｈｏｏ！知恵袋」では、２１年３月に４５０万件の投稿があり、７％に相当する３０万件を削除した。ヤフーは、今後も定期的に対応状況を公開する。　（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕ヤフーのロゴマーク