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阿部選手、有終舞台で笑顔=恩師に報いる第二の人生―天皇杯サッカー


 サッカーの天皇杯全日本選手権決勝が19日に行われ、今季で引退するMF阿部勇樹選手(40)が所属する浦和レッズが3大会ぶりの優勝を果たした。阿部選手はベンチを外れたが、表彰台に呼ばれ、笑顔で優勝杯を掲げた。16歳で始まった24年の選手生活。主将の有終の美を飾ろうと奮闘した仲間への感謝の思いが詰まっていた。  浦和には2007年に加わり、17年アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)制覇などに貢献。朝一番で練習場に訪れ、入念にストレッチを行う。体のケアに気を配り、J1歴代4位の通算590試合出場につなげた。ひたむきさを知るからこそ、「阿部に優勝カップを掲げさせたい」(ロドリゲス監督)との思いがチームを一つにした。  ジェフ市原(現千葉)時代の03年に元日本代表監督のオシムさんから弱冠21歳で主将に指名された。この経験がチームを背中で引っ張る姿を形づくる。普段は目立とうとせず、「あまり発言するタイプではない」と阿部選手。人一倍の闘争心と献身性に仲間がついてきた。  自身を引き上げてくれたオシムさんは07年に脳梗塞に倒れ、道半ばで代表監督を退いた。指導者への転身を希望する阿部選手は「目指さなければ失礼だと思う」。今も胸に秘めるのは「よく考えて走れ」との教え。自身を一言で「泣き虫」と表現する元日本代表が、第二の人生で恩師に報いる。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕天皇杯の優勝カップを掲げる浦和の阿部(中央)=19日、東京・国立競技場
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