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61歳男放火と特定=スプレー缶2本所持―大阪ビル火災・府警


 大阪市北区曽根崎新地の雑居ビルで24人が死亡した放火殺人事件で、大阪府警天満署捜査本部は19日、火元のクリニックに液体入りの紙袋を持ち込み火を付けたのは、患者の職業不詳、谷本盛雄容疑者(61)と特定した。谷本容疑者が同市西淀川区内の家から自転車で現場を訪れ、紙袋の他に催涙スプレーとみられる缶2本を所持していたことも判明した。  府警は、殺人と現住建造物等放火容疑での逮捕状を取っていない段階での氏名公表について、「遺族が容疑者特定を望んでおり、被害者が多く不特定多数を狙った凶悪性が極めて高い」と説明している。谷本容疑者は重度の気道熱傷などで重篤な状態が続いているという。  府警によると、火災はビル4階のクリニックで発生。現場にいた女性2人が、谷本容疑者が1人で来院した直後、出入り口付近で紙袋を床に置いて蹴り倒し、漏れ出た液体に引火したと証言。院内の防犯カメラを解析したところ、同容疑者が火を付ける様子が映っていた。現場からは油の成分が検出されており、液体はガソリンだった可能性もある。  ビル周辺の防犯カメラには、紙袋を持った谷本容疑者が自転車で到着後、ビル内に入る様子が映っており、府警は近くの路上に止められていた自転車を押収。ビル内で見つかった財布には、同容疑者名義の診察券や運転免許証が入っていた。   ビル火災では28人が病院に搬送され、うち4階から救出された24人が死亡。司法解剖の結果、少なくとも5人の死因は急性一酸化炭素中毒と判明した。  府警は死亡した24人のうち、クリニック関係者のアルバイト女性(21)ら20~40代の男女6人の身元を特定。残る18人の特定を急いでいる。(了)【時事通信社】
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