嶋岡会長が辞意＝診断書偽造問題で―日本バレーボール協会

　日本バレーボール協会の嶋岡健治会長は１７日、ビーチバレー国際大会でのキャンセル手続きの際に、担当者が選手の診断書を偽造した問題の責任を取り、臨時理事会で辞任を申し出た。 　協会が当該の大会を辞退したチームへの罰金を回避するために、選手がけがをしていたとする虚偽の診断書を国際連盟に提出したことが明らかになっていた。調査に当たった外部の第三者委員会は、協会が昨年１２月に偽造について把握していながら隠蔽（いんぺい）したと指摘。「不都合な事実を直視し、真正面から対応しようとする覚悟も責任感もなかったというほかない」と断じた。 　嶋岡会長はオンライン会見で「公表する責任感、危機管理、決断力の欠如があった。混乱が起こることが怖かった」と謝罪した。　（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕辞意を表明し、オンライン会見に応じる日本バレーボール協会の嶋岡健治会長（右）＝１７日