ＳＭＳ認証代行「数千件やった」＝容疑で無職男を逮捕―大阪府警

　ショートメッセージサービス（ＳＭＳ）認証を不正に使ってインターネット交流サイト（ＳＮＳ）のアカウントを取得させたとして、大阪府警は１６日、私電磁的記録不正作出・同供用の疑いで、無職の男を逮捕したと発表した。こうした手口は「ＳＭＳ認証代行」と呼ばれ、男は「生活費を稼ぐために数千件以上やった」と容疑を認め、既に起訴されたという。 　府警によると、男は東京都墨田区向島、坂本竜彦被告（３９）。ＳＭＳ機能付きデータ通信を偽名で契約して入手した電話番号や認証コードを提供し、昨年８～１２月、札幌市の３０代の男ら２人にＳＮＳのアカウントを不正に取得させるなどしたとされる。　 　坂本被告はアカウント１件につき、１０００～３０００円を受け取り、約３年間で計約５４０万円（３６００回相当）の売り上げがあったとみられる。不正取得されたアカウントは、家出少女に成り済まして、ＳＮＳ上で資金援助を求める書き込みなどに悪用されていたという。（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕押収されたＳＩＭカードなど＝１６日午後、大阪府警南署