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躍り出たニューヒロイン=18歳不破、女子1万メートルで歴代2位―陸上


 陸上女子長距離界にニューヒロインが躍り出た。大学1年の18歳、不破聖衣来(拓大)だ。たけびしスタジアム京都で11日に行われた関西実業団ディスタンストライアルin京都の1万メートル。トラックの同種目に初挑戦ながら、日本歴代2位の30分45秒21をマークした。スタート直後から独走という圧巻の走りだった。  5000メートルを15分31秒で通過。驚くべきは後半だ。「(場内)放送で30分台が狙えると聞こえたので、切り替えた」と前半よりも速い15分14秒。5000メートルの自己記録(15分20秒68)すらも超えた。「うれしいし、びっくり」と笑顔がはじけた。  2002年5月に渋井陽子が米国で日本女子初の30分台(30分48秒89)を記録。同年10月の釜山アジア大会で福士加代子(ワコール)が30分51秒81。この2人しか入れなかったゾーンに12年ロンドン五輪で新谷仁美(積水化学)が食い込み、昨年12月には30分20秒44の日本新記録を樹立した。指折りのランナーだけが知る領域に突如、不破が足を踏み入れた格好だ。  群馬・大類中時代の17年に全日本中学選手権の1500メートルで優勝。高崎健康福祉大高崎高を経て今春、拓大に入学した。今秋は日本学生対校選手権5000メートルを制し、全日本大学女子駅伝ではエース区間の最長5区(9.2キロ)の区間記録を1分以上も更新した。  著しい成長ぶりにも、拓大の五十嵐利治監督は「力量的には不思議ではない」と言い切る。「彼女は私が理想とする練習の6割くらいしかやっていない。当然、伸びしろはある」。地力がつけば、日本記録更新も視野に入るとみている。来夏の世界選手権(米ユージン)参加記録を悠々と突破。このまま成長を続け、世界へと羽ばたくか。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕陸上の関西実業団ディスタンストライアルin京都の女子1万メートルで日本歴代2位の記録をマークし、電光掲示板の前で記念撮影する拓大の不破聖衣来(左)と五十嵐利治監督=11日、たけびしスタジアム京都 〔写真説明〕陸上の関西実業団ディスタンストライアルin京都の女子1万メートルで独走する拓大の不破聖衣来=11日、たけびしスタジアム京都
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