starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

「悔しい」遺族涙=真相解明できず幕―森友訴訟


 「こんなやり方で終わってしまい悔しくて仕方がない」。森友学園をめぐる財務省の公文書改ざん問題の国家賠償請求訴訟は15日、国側が突然請求を認め終結した。記者会見した原告の赤木雅子さん(50)は、強く求めていた真相解明が果たせなくなった怒りを声を震わせ訴えた。  赤木さんらによると、大阪地裁で午後2時から非公開の進行協議が始まって3分後、国側の代理人が立ち上がり「認諾します」と宣言。原告側は「信義則に反する」と反発し、地裁側も「想定外」として、民事訴訟法の手続き確認などのため協議を一時中断した。  事実上の打ち切りに関し、地裁から最終的に「真実発見は民訴法の中でしか実現できない」と説明があった。雅子さんは国側代理人に抗議したが、一度も目を合わせようとしなかったという。  雅子さんは「ふざけんなと思った」と憤りをあらわにし、「(自殺した)夫に何を言ったらいいのか。これから先どう訴えていけばいいのか方法が見当たらない」と涙ながらに語った。代理人の生越照幸弁護士は「不意打ちで不誠実、極めて卑劣だ」と国の対応を非難した。  訴訟では、亡くなる前に夫の俊夫さんが時系列で改ざんの経緯などを記した「赤木ファイル」を国が開示。事実関係の一端が明らかになり、さらに文書開示を求めている最中だった。松丸正弁護士も「これ以上解明されると不都合な事実があったと考えなければあり得ない」と語気を強めた。 (了)【時事通信社】
    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.