電動スケーターを取り締まり＝相次ぐ事故、ルール順守促す―警視庁

　相次ぐ事故や違反を受け、警視庁は１５日、東京都港区麻布十番の交差点で電動キックスケーターの取り締まりをした。利用者に交通ルール順守を促すのが狙い。 　道交法上、電動キックスケーターは原付きバイクに分類される。運転には免許が必要で、ナンバープレートやミラーの整備も求められる。　 　都民から苦情や対策を求める声が多く、警視庁は取り締まりを強化している。歩道走行や信号無視などの交通違反をした利用者に対し、指導や警告に加え、交通反則切符（青切符）をその場で交付する運用も今月上旬に始めた。 　都内では１～１１月、電動キックスケーターの事故が計６０件発生し、うち１６件は人身事故だった。同庁は「歩道通行などの危険な走行はせず、交通ルールとマナーを守ってほしい」と呼び掛けている。（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕電動キックスケーターの利用者に声を掛け、車両の確認をする警察官＝１５日、東京都港区（写真の一部に画像処理をしています）