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漁師からレストラン経営へ、時代と共に変わる客層 ガザ地区


【ガザ地区AFP=時事】パレスチナ自治区ガザ地区は、外国人の美食家にとってはほぼ立ち入ることができない場所だが、沿岸部には海の幸を楽しめるレストランがいくつもある。その多くは、ある地元の一族によって営まれている──アブハシラ家だ。(写真はアブハシラ家の営むレストランで働くムスタファ・アブハシラさん) アブハシラ家は数十年にわたり漁業を営んできた。だが1970年代に最初のレストランを開業して以来、漁に使う道具は、少しずつ調理用具に替わってきた。 80代のイード・アブハシラさんは、自身が一家では最後の漁師だと語る。 イードさんが幼いころに母親が作ってくれたというタジン鍋の魚料理が、アブハシラ家のレストランの看板メニューだ。 レストランの利用客は時代とともに変化してきた。 「第1次インティファーダ(反イスラエル闘争)が始まるまで、レストランは満員だった。イスラエル人も観光客も食べに来ていた」と、一族の一人であるモイーン・アブハシラさん(56)は1987年の民衆蜂起以前について振り返った。 だが2007年にイスラム原理主義組織ハマスの自治政府内閣が発足し、イスラエルによる封鎖が始まってからは、外国人観光客や美食家、フードライターの足が遠のいた。 現在、一族が経営するレストランの顧客は、主にパレスチナの富裕層だ。だが、ガザ地区の失業率が約50%に上るなか、厳しいかじ取りを強いられているとモイーンさんは語った。【翻訳編集AFPBBNews】〔AFP=時事〕(2021/10/29-08:03)
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