拉致解決「次期政権も全力」＝加藤官房長官、啓発集会で表明

　加藤勝信官房長官は２日、北朝鮮による拉致問題の啓発イベント「拉致被害者家族を支援するかわさき市民のつどい」（川崎市主催）にオンラインで出席した。拉致問題担当相を兼ねる加藤氏は「政権が代わっても全ての拉致被害者の一日も早い帰国実現に向け、あらゆるチャンスを逃すことなく全力で行動するとの政府方針に変わりはない」と強調した。 　川崎市には拉致被害者の横田めぐみさんの家族が在住しており、集会はめぐみさんが５日に５７歳になるのを前に開催された。加藤氏は出席後、東京都内で記者団の取材に応じ、「（在任中に）拉致被害者の帰国や、帰国に向けての道筋を示すことができなかった。本当に残念な思いだ」と述べた。　【時事通信社】 〔写真説明〕記者団の取材に応じる加藤勝信官房長官＝２日午後、東京都千代田区