新聞社銃撃犯に終身刑＝５人殺害、仮釈放なし―米

　【ワシントン時事】米東部メリーランド州アナポリスの新聞社「キャピタル・ガゼット」で２０１８年６月、男が銃を乱射し５人を殺害した事件の裁判で、州裁判所判事は２８日、銃撃したジャロッド・ラモス被告（４１）に仮釈放なしの終身刑判決を言い渡した。陪審員が７月、犯行当時は精神・情緒面が正常でなく、責任能力がないとする被告の主張を退けていた。 　州検察当局などによると、判決は５人に関する殺人罪で終身刑５回、別の１人への殺人未遂罪で終身刑１回、暴行などの罪で禁錮３４５年とされた。ワシントン・ポスト紙によれば、判事は量刑について「（被告の行為に）ふさわしいものであり、それを招いたのは彼自身だ」と指摘した。　【時事通信社】