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【10月21日はエジソンの日】エジソンと日本の意外な関係&史跡の紹介


エジソンは誰でも知っている発明王。私たちの今の暮らしに欠かせない、さまざまな製品や技術を開発してきました。実はエジソンは日本とも深い関係があり、日本に記念碑も建っているんです!

今回は意外に知らないエジソンと日本の関係や功績をご紹介します。

エジソンの日とは?

10月21日は「エジソンの日」 。1879年のこの日に、トーマス・エジソンが自分の研究所で世界初の白熱電球の点灯を成功させたことから定められた記念日です。

日本電気協会や日本電球工業会によって、10月21日は「あかりの日」と定められました。電球は私たちの生活には欠かせないもの。

今では白熱灯は少なくなりLEDに進化していますが、それもエジソンの画期的な発明があってこそなんです。

知られざる日本とエジソンの関係とは?

エジソンとは

発明王として知られるエジソン。1847年生まれの米国の発明家です。電気学を学び、1869年、電気投票記録機の発明に始まり、蓄音機・白熱電球・映写機などを次々に発明。特許は1000以上にのぼったといいます。

「天才とは99%の汗と1%のひらめきである」という名言も残しました。

エジソンが誕生した頃、日本は江戸時代の混乱した時代。この後日本は近代化へとすすんでいくことになるのです。

エジソンと日本の関係

エジソンが日本を訪れたという記録はありませんが、実は日本エジソンは深いつながりがありました。

エジソンは白熱電球の研究をしていく中で、 発光の持続時間が問題 であることに注目していました。この時代の白熱電球の発光時間は1分ほどであり、実用的ではありませんでした。

誰もが気軽に使う存在になるためにはとにかく発光時間をのばさなければなりません。エジソンは研究を進め、さまざまな素材を使って実験を繰り返していました。

そんな中、エジソンは 竹を使って試作 してみました。その結果、電球の寿命を飛躍的に延ばすことに成功。竹は繊維が太く丈夫で、フィラメントに最適な素材でした。

エジソンは、世界中の竹を集めることにし、その命をうけた探検家ウィリアム・H・ムーアは日本で竹を収集します。

京都を訪れた際に、竹の名産地といわれていた 京都・八幡の「八幡竹」 を紹介され、エジソンのもとへと送りました。その竹はどの素材よりも長く、なんと 1200時間もの記録 を出しました。

この後十数年間、この京都の竹がアメリカの家庭をはじめ世界を明るく照らしたのです。

エジソン記念碑

エジソンがフィラメントに八幡の竹を使用していたことを記念して、 八幡にある石清水八幡宮の境内に「エジソン記念碑」が建立 されました。

エジソンは来日することは叶いませんでしたが、エジソンの令嬢スローン夫人が来日した際には「これほど立派な記念碑はアメリカでも見たことがない」と感激されたというエピソードが残っているそう。

背後に竹林がみえる という、まさに日本とエジソンを結ぶような場所に建っているのです。

記念碑では、毎年エジソンの誕生日や命日に碑前祭があったり、花輪をお供えしたりされていて、今でもエジソンは親しまれているといいます。

また、八幡市はこの縁でエジソン生誕地の米国マイラン村と友好都市協定を結んだそうです。

エジソン記念碑へのアクセス

エジソン記念碑は 石清水八幡宮 の境内にあります。石清水八幡宮は、男山という山にある神社。

最寄り駅は 京阪電車「石清水八幡宮駅」 下車、ケーブルカーを利用するか徒歩かどちらかがおすすめです。

ケーブルカーを使わず徒歩で参拝する場合は参道を登り、約40分。そんなに激しい山道ではありませんが、ちょっとしたハイキングになるので徒歩の場合は服装や天気などにも注意して準備するようにしましょう。

ケーブルカーを利用する場合は、「ケーブル八幡宮口駅」に乗り山上までは約5分です。ケーブルカーを降りてからしばらく整備された山道を歩き、ちょっとした広場に出たらそこがエジソン記念碑がある場所です。

石清水八幡宮へはさらに階段をのぼり、上がらなければいけませんが、エジソン記念碑は比較的近くにあります。

せっかくなので石清水八幡宮も一緒に参拝 するのがおすすめです!貴重な文化財がたくさんある神社なので、必見です。

日本の白熱電球の歴史

エジソンの発明した白熱電球は主に国内(アメリカ)向けでした。 日本はまだ近代化が進んでおらず 、江戸時代の古い暮らしが続いていました。そんな中、エジソンの発明からたった10年で国産化を成功させたのが藤岡市助という人物。

後に東芝を大きく発展させることとなります。その功績や東芝と白熱電球の歴史は、東芝未来科学館などで詳しく見ることができます。 白熱電球の普及は私たちの暮らしにも直結する画期的な出来事 でした。

東芝未来科学館

東芝未来科学館は、2014年1月31日に開館した科学教育施設。ラゾーナ川崎東芝ビルの2階にあります。

現在は予約制ですが、「人と科学のふれあい」をコンセプトに、東芝グループの開発しえた製品や環境・エネルギーに配慮した社会の展示、近未来の生活に活用できる最新技術などを身近に学ぶことができる施設です。

日本における 白熱電球からの技術の発展の歴史 もここで学ぶことができます。

科学や技術の発展に興味のある方は訪れてみると楽しいかもしれません。お子さんの勉強にもおすすめです。

https://toshiba-mirai-kagakukan.jp/

エジソンの功績を知ろう

現在は私たちの生活に欠かせない電球。LEDなどにかたちを変えて、生活を支え続けてきました。

最近では電力ひっ迫で節約を意識してみたりと 電気について考える機会が増えてきた かもしれません。便利な生活の中でも、もう一度自分の生活や使っている技術などを思い返して、地球にやさしい消費を考えていくことが大事です。

電球をはじめ、生活の中にはエジソンが発明した発明品がたくさんあります。私たちの社会の根本にあるエジソンの功績や努力も、この機会に知ってぜひ覚えておきましょう。

出典・参考


ゆかた

余暇プランナー

金融業界出身で今はライター中心にフリーランスで活動中。大阪在住だけど京都歴の方が長く、休日はだいたい京都にいます。海外30か国旅行してる旅好き。旅のスタイルはグルメ旅/スポーツ観戦旅/美術館めぐり/ひとり旅。スイーツを求めがちです。関西の情報中心にお届けします。

【10月21日はエジソンの日】エジソンと日本の意外な関係&史跡の紹介

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