茨城県常総市にあるキャンプ場「RECAMP常総」は、都心からわずか1時間で行ける高規格キャンプ場です。
泊りキャンプが難しい人も、日帰りで帰れるデイキャンプにぴったりです。林間や広場のようなスペースでオートキャンプを楽しめます。
今回は実際にデイキャンプを楽しんだ筆者が、キャンプ場の詳細をお伝えします。
アクセス良好な好立地
都心からわずか1時間
Photo by しゅんぺー
「RECAMP常総」は茨城県南西部に位置する常総市にあるキャンプ場で、農業体験型テーマパーク「水海道あすなろの里」敷地内にあります。
東京方面からの車でのアクセスは、常磐道谷和原インターチェンジを出て、国道294号、県道3号を経由して約20分で到着。あすなろの里とは別の出入り口になっているので、ナビを入れる際は注意してください。
後で紹介しますが、あすなろの里では農業を体験できるイベントをはじめ、釣り堀やふれあい動物園など、さまざまなアクティビティを楽しめるので、ファミリーにぴったりです。
林間や広場などサイトタイプも充実
Photo by しゅんぺー
「RECAMP常総」のキャンプサイトは4タイプあります。
木々の屋根の下でお忍び感もある「林間エリア」、広場のような景色の「キャニオンエリア」、トイレや炊事場などに近く利便性の高い「菅生沼エリア」、場内で唯一の芝生がある「さくらエリア」となっています。
今回、筆者がデイキャンプで利用したサイトは「キャニオンエリア」。日曜日に訪れましたが、ファミリーやソロ、グループなどさまざまなスタイルでキャンプを楽しむ光景が広がっていました。
開放感が魅力のキャニオン
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受付所の目の前にあるのが、キャニオンエリアです。各サイトが100㎡以上あり、駐車スペースも設けられているので、ゆったりとしたサイズ感。ファミリーでも十分、快適に過ごせるスペースになっています。
空が開けているサイトなので、基本的にタープは必須。ですが、日中の時間帯によっては背後の木々が屋根になってくれるので、涼しく過ごせそうです。
各サイトを車が区切るようになっているので、お隣さんの目線もそこまで気にならずに過ごせました。
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キャニオンエリアのサイトは、駐車スペースが砂利、テントやタープを張るスペースは土になっています。通常のペグで問題はなさそうですが、雨など地面がぬかるんでいる場合は30cm前後の長めのペグでしっかり固定したほうがいいかもしれません。
車を停めても、全く問題にならないほどのスペースがあります。デイキャンプだったのでタープのみの設営でしたが、完全にスペースを持て余してしまった筆者。ファミリーキャンプを楽しまれているほかのキャンパーを見ると、6人用のテントとタープもすっぽり収まっていました。
開けたサイトにあるため、良い意味でも悪い意味でも、風がよく通るサイトになっています。利用した日は風速5mの予報で、体感でも時より風の強さを感じました。ほかのキャンパーもタープの設営にかなり苦戦していたので、天気予報などはしっかりチェックしましょう。
デイキャンプの利用時間は12時~19時と長め。チェックイン・チェックアウトもLINE機能を利用すればスムーズに行うことができるため、余計なストレスに悩まされることはありません。
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キャニオンエリアから写真手前方面に石の階段を上がると、「菅生沼エリア」や「さくらエリア」に着き、トイレや水場、シャワーがあります。逆に、写真奥に映る階段は林間エリアにつながり、そちらにも水場があります。
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キャンプ場でよく見かけるような水場ですが、うれしいことにお湯が出ます。調理器具や食器の油汚れも落ちやすいですし、寒い季節にも助かりますね。
すぐ横には炭の捨て場もあります。
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「RECAMP常総」では、洗い物などをする水場の横に、手洗い・歯磨き専用の水場があります。衛生面などを気にしてなのでしょうか。ただ、時より水場が混み合っている現場に出くわすことがあるため、分かれていると助かるかもしれません。
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水場近くにあるシャワー場。男女に分かれていて、キャンプ場利用者は無料で使えます。
利用時間は7時~9時(8時半ラスト)、15時~21時(8時半ラスト)になっているため、デイキャンプの時間帯でも利用できます。さっぱりとしてから帰宅できるのはうれしいですね。
自然に囲まれた感が程よい林間エリア
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開放感あふれるキャニオンエリアとは違い、木々の屋根の下でキャンプを楽しめるのが「林間エリア」です。地形を生かしたエリアなので、各サイトの形状も異なり、いろいろな景色が楽しめそうです。
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木漏れ日や涼しい風が通る林間エリアは一番人気。訪れた日は、ソロかデュオのキャンパーがほとんどでした。ゆっくり焚き火を眺めたり、読書にふけったり。落ち着いた雰囲気だからこその楽しみ方がありますね。
林間エリアには、常設テントサイトもあります。屋根付きなので、転向に左右されずに利用できるのがうれしいポイント。キャンプビギナーでも問題なくBBQなどを楽しめます。
林間エリアにはトイレと炊事場が2か所あり、サイトの位置によって不便さを感じることもなさそうです。
菅生沼、さくら両エリアも魅力的
今回、ほかの利用者の方々が多かったため、菅生沼・さくら両エリアの写真は撮ることができませんでした。
ただ、菅生沼エリアの雰囲気は林間エリアに近く、プライベート感も程よくありました。
さくらエリアに関しては、芝生がしっかりと管理されているので、テントが傷つかず、汚れにくいサイトになっています。隣のサイトと区切られてはいますが、木々などの壁になってくれるものはないので、隣の目線が気になるキャンパーはほかのサイトを利用したほうがいいかもしれません。
「あすなろの里」で遊びが充実
釣り堀や動物園で楽しいファミリータイムを
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RECAMP常総は、農業体験型テーマパーク「水海道あすなろの里」の敷地内にあるため、遊びも充実。キャンプ場から坂を下るだけで到着できるので、散歩がてら遊びに行けます。
キャンプに慣れてくると、時間を持て余してしまうキャンパーも少なくないのではないでしょうか。そういった時に、さまざまなレジャーが楽しめるのはうれしいですよね。
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ミニ水族館では、水生動物を展示しています。都心ではあまり見ることができない魚を間近に観察できるので、多くの子供たちが足を運んでいました。
敷地内には釣り堀をはじめ、ふれあい動物園、ミニ水族館、プールなどが揃い、土曜日と日曜日、祝日には大型展望風呂(別料金)を利用することができます。
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敷地内にはカフェも併設しているため、ちょっとしたお茶休憩もできます。地元の野菜や果物をふんだんに使ったデザートなども楽しめるほか、おやつを購入してキャンプ場で食べても良さそうです。
施設が充実したRECAMP常総デイキャンプを!
今回紹介した「RECAMP常総」は都心から1時間以内というアクセス良好な場所にあるキャンプ場です。コンビニやスーパーなどの周辺施設を含め、時間に制約のあるデイキャンプを存分に楽しめる環境が整っています。
2日間の休みが取れず、キャンプ泊が難しい人でも、デイキャンプを心ゆくまで楽しむことができます。ゆとりをもって自然を楽しみたい方は、ぜひ足を運んでみてください。
しゅんぺー
余暇プランナー
ソロからデュオ、グループなど幅広いスタイルで楽しむキャンプ歴6年目。登山やトレッキング、パックラフトと一緒に楽しむキャンプが好きで、関東や東北、甲信越によく出かけています。ついついギアを買い足してしまい、いまだにサイトのレイアウトを模索中。最近はキャンプ飯で韓国料理を楽しむのがお気に入り。