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【家庭菜園】ゼロからできる!庭でのジャガイモの栽培方法


肉じゃがやポテトサラダなど、人気料理にはジャガイモが使われていることが多いです。ただ、近年は値上がりが少しずつ進んできているように思います。

そんなジャガイモ、実は自宅の庭でも育てることができるのです。この記事では、庭でのジャガイモの栽培方法を紹介します。

ジャガイモを庭で育てる

ジャガイモは、植物の分類としてナス科に該当し、同じ科の野菜には、トマトやナスなどがあります。原産地は、南米のアンデス山脈と言われており、 草も生えないような養分が少ない場所 でもよく育ちます。

このようなジャガイモの特性から、 庭の空きスペースなどでも十分に育てられるのです。 実際、私は庭にゼロから畑をつくり、ジャガイモを育てて収穫できました。

次項より、庭での具体的な栽培方法について紹介します。

ジャガイモの栽培方法

栽培・収穫時期を知る

ジャガイモは、春と秋の 2回栽培 できます。

春植えの場合、3~4月に種イモ(植え付け専用のジャガイモ)を植え、6~7月に収穫、秋植えの場合、8~9月に種イモを植え、11~12月に収穫します。

植え付けてから約3ヶ月間、栽培管理する必要がありますが、週1程度の管理で栽培でき、 簡単な作業のみ です。

栽培場所を決める

まず、庭のどこでジャガイモを栽培するのか、場所を決めます。

庭の場所やその他制約もあると思いますが、以下の2点がポイントです。

①日当たり

栽培場所を決める1つ目のポイントは、 日当たり です。

ジャガイモは日光により光合成することで、イモを大きくしその数を増やします。そのため、日中に直射日光が当たり続ける場所が好ましいです。

②土質

2つ目のポイントは、 土質 です。

ジャガイモは養分が少ない場所でよく育つため、土質は 砂質 が好ましいです。私の庭は、砂質の土でただの空きスペースだったため、養分はほとんどないような場所でした。

栽培スペースを決める

栽培場所が決まったら、栽培スペースを決めます。

約1m²の中に、1列の場合、2~3つ、2列の場合、4~6つの種イモを配置することができます。

収穫量は栽培環境により異なりますが、1つの種イモから5つくらい収穫できると思います。

庭のサイズに合わせて、スペースを設定してみてください。私の庭では、幅1m×長さ5mくらいのスペースに種イモを1列に配置しました。

種イモを準備する

次にホームセンターなどで種イモを購入し準備します。

種イモは植え付ける3週間前くらいから、 日が当たる場所に置いて発芽させます。 発芽させることで、 植え付けた後の生育が良くなります。

種イモの種類としては、煮崩れしにくく肉じゃがなどに使われるメークイン、ホクホクでポテトサラダなどに使われるダンシャクなど、他にも様々あります。

好みの種類を選んでみてください。

土づくりをする

種イモを準備したら、栽培スペースの土づくりを行います。

まずは、 20cmくらいの深さ まで、スコップなどを用いて耕します。この作業が一番大変です。耕す途中で出てきた石は、極力取り除いてください。

土がカチカチに固い場合は、備中鍬という三本の爪がついた鍬を使用すると、作業が捗ります。

耕し終えたら、土をフカフカにするため、完熟堆肥(バーク堆肥など)を1m²あたり10ℓくらい投入して、混ぜ込みます。

ジャガイモは 養分が少ない場所 を好むとは言え、 締め固められたカチカチの土 では生育も悪くなるため、できるだけフカフカな土(通気性や排水性が良い土)にしましょう。

肥料は土づくりの段階では、混ぜません。ジャガイモは、 肥料が少ない方が生育が良く、味も良くなる と言われています。

以上の土づくりは、遅くても種イモを植える日(春植えの場合:3~4月頃、秋植えの場合:8~9月)の1週間前には終わらせてください。

堆肥を土に馴染ませるためには、時間が必要です。

畝を立てる

土づくりを行った直後に、畝(うね)を立てます。畝とは、簡単に言うと 「野菜のベット」 のことです。

畝を立てることで、水はけや野菜の根の張りが良くなり、野菜の生育が良くなります。ジャガイモの場合、畝の 幅は60~70cm、高さは15cm程度 にします。

種イモを植える

畝を立てて1週間経ったら、種イモを植えます。

春植えの場合、種イモは切って数を増やし使うことができます。1片あたり30~50gくらいになるよう切ってください。切り口は2~3日乾かすか、草木灰(草や葉を燃やした後の灰)を付けて病原菌が入らないようにします。

秋植えの場合、植え付け時期はまだ気温が高く、種イモを切ると腐る可能性があるため、切らずにそのまま植えます。種イモを植え付ける際は、畝の中央に深さ10cmくらい溝をつくります。そこに 約30cm間隔 で種イモを配置します。

2列に植える場合は、列の間隔も 約30cm にします。

種イモを配置したら、上から高さ 5~7cmの土 で覆ったら植え付けは終了です!

芽かき・土寄せする

芽が複数本出て、背丈が 5~10cm くらいになったら、2~3本を残し他の芽は抜き取ります。これは 栄養を集中させ、生長を促進させるため です。

芽を抜く際は、土の中の種イモが動かないように慎重に抜いてください。

土寄せ・追肥する

土寄せ、追肥は計2回行います。

1回目

芽かきの直後、追肥(ジャガイモ専用の肥料など)を混ぜた土を根元に寄せます。土を寄せることで、 イモが生長するスペースを確保でき、イモが日光にあたり緑化することを防げます。

2回目

背丈が20~30cmくらいになったら、2回目の土寄せと追肥を行います。1回目と同様に土を寄せて、イモのスペースを確保し、収穫量を増やします。

収穫する

葉が枯れたら、収穫の時です。晴れが続いており、土が乾燥した時に収穫することで、イモの保存性が良くなります。

収穫後は風通しの良い日陰で皮を乾かし、段ボール箱などに入れて貯蔵することもできます。

意外とシンプル!ジャガイモの家庭菜園に挑戦しよう♪

この記事では、庭でのジャガイモの栽培方法を紹介しました。

ジャガイモは、養分が少ない場所でもよく育つため、庭での新規の畑でも育てやすい野菜です。栽培にあたって、土寄せや追肥は必要ですが、自分で栽培、収穫して食べる野菜は格別ですよ!

ぜひ自宅の庭などで育ててみてください。

出典・参考


Greenty

余暇プランナー

ライターのGreentyと申します。 大好物のキュウリを毎日食べるため、また家族みんなで楽しめる趣味をもつため、庭で家庭菜園を始めました。 知識や経験はゼロ、庭はカチカチの土でしたが、何とかキュウリなどの夏野菜の栽培に成功。自分で育てて、食べる喜びを知りました。いずれは自給自足に近い生活を目指しています。 家庭菜園を検討されている方、始めたばかりの方に向けて、実践できる栽培方法や楽しみ方なども発信できればと思います。

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