12月に入り、街中にクリスマスの雰囲気が広がりはじめました。
毎年クリスマスには家族や友人とパーティをするという方も多いのではないでしょうか?
パーティではディナーに合わせて、クリスマスならではのドリンクを飲むのも楽しみのひとつ。
今回はクリスマスパーティを一味変える世界各国のホットドリンクを紹介します。
デザートのような甘さが美味しいホットドリンク
エッグノッグ
欧米のクリスマスの定番ホットドリンク「エッグノック」
卵・牛乳・スパイス・ラム酒を使用したドリンクで、 カスタードのような甘くとろっとした飲み心地が甘党派にはたまりません。
エッグノックの名前は、植民地時代のアメリカでラム酒を「グロック」呼んでいたことに由来し、「エッグ&グロック」が現在の呼び名に変化したとされています。
材料(1人分)
- 牛乳 180ml
- 卵 1個
- 砂糖 大さじ1
- ナツメグ 適量
作り方
- ボウルに卵と砂糖を入れ、ふんわりするまで泡立てます。
- 鍋に牛乳を入れ、沸騰直前まであたためます。
- カップに1 → 2の順で注ぎ、ナツメグをかけて完成です。
- ホットカクテルにする際はラム酒を加えましょう。
ホットアップルサイダー
ホットアップルサイダーも欧米のクリスマスに欠かせないホットドリンクです。
多くの人はホットアップルサイダーと聞くと、温かいリンゴの炭酸ジュースを想像するかもしれません。
しかし、実際は スパイスが効いた温かいリンゴジュース を指します。
リンゴジュースの甘味とスパイスの香りのバランスが絶妙なドリンク です。
日本では「サイダー」=炭酸飲料を指す言葉となっていますが、本来の意味は「りんご果汁・りんご酒」指すため、名前から想像していたドリンクと違うと感じる人も多いようです。
材料(1人分)
- クローブ 1粒
- シナモンスティック 1/2本
- オールスパイス 1~2粒
- りんごジュース 270ml
- オレンジ 1/3個
作り方
- オレンジを8等分のくし型切りにする。
- 鍋にリンゴジュース、切ったオレンジ、クローブ、オールスパイス、シナモンスティックを入れて火にかけ、沸騰直前まで温める。
- その後弱火に切り替え20分ほど煮た後、こしてカップに注いで完成です。
プンシュ
プンシュはヨーロッパのクリスマスには欠かせないホットドリンクです。
インド発祥で5種類の材料で作られていたことから、ヒンドゥー語で「5」を表す呼称が付けられました。
フルーツと甘い香りのスパイスの調和がとれた最高の一杯 です。
フルーツジュースのみをベースとした「キンダープンシュ」はお子様でも美味しく頂けます。
材料(1人分)
- リンゴジュース 140ml
- ブランデー 30ml
- シナモンスティック 3cm
- クローブ 1個
- バニラビーンズ 1~2cm
作り方
- 鍋にリンゴジュースを入れ、弱火で温めます。
- 次にシナモン・クローブ・バニラを入れ、香りを煮だします。
- ブランデーを加えて、軽く煮立たせて完成です。
ワイン好きにはたまらないホットドリンク
グリューワイン
グリューワインはドイツのクリスマスに必ずと言ってもいいほど登場する人気ドリンクです。
ワインにシナモンなどのスパイスや果物を加えて作られる、スパイシーかつフルーティなホットワイン です。
1950年頃小さな事業家がスパイスや砂糖を加えた赤ワインを売り出したことが起源となっています。
まろやかで甘い赤ワインやフルーティな白ワインで作るのがおすすめです。
材料(ワイン1本分)
- 赤ワイン 750cc
- オレンジ 1個
- りんご 1個
- スライスレモン 2枚
- 砂糖 大さじ3
- シナモンスティック 2本
- カルダモン 1粒
- クローブ 3粒
作り方
- まずオレンジは皮をむいて5mm幅に、リンゴは芯と種をとって、5mm幅のいちょう切りに切っておきましょう。
- シナモンスティックは煮る際、ばらけないようティーパックに入れておきます。
- 鍋に全ての材料を入れ、中火で沸騰寸前まで温めて火を止めます。
- シナモンスティックを取り出し、再度弱火で温めて完成です。
グロッギ
「グロッギ」は北欧のクリスマスで飲まれているドリンクで、グロッギは約2000年前に作られた最古の料理本にも記載されているほど古来から飲まれています。
基本は 赤ワインをベースにしょうがやシナモンなどのスパイスを加えた香りのよいホットカクテル です。
ベースをブドウやリンゴ、カシスなどのフルーツジュースにすると、お子様も美味しく味わえます。
材料(1人分)
- オレンジ 1/4
- しょうが 少々
- シナモンスティック 1/4
- グローブ 少々
- カルダモン 少々
- 水 50ml
- ワイン 125ml
- 砂糖 大さじ1
- レーズン 約5個
- アーモンドスライス 小さじ1
作り方
- しょうがは皮をむき、2mm程の大きさにスライスします。
- 鍋にしょうが、グローブ、シナモンスティック、カルダモン、オレンジの皮を入れます。
- 中火にかけ、沸騰してきたところで火をとめ10分間おきます。
- ざるなどを使ってこし、シナモンスティック以外のスパイスを取り除きます。
- 赤ワインと砂糖を加えて、再度弱火にかけ沸騰直前間で温めます。
- 火をとめ、シナモンスティックを取り出して蜂蜜を加えコップに注いで完成です。
ピリッとスパイスが効いたホットドリンク
メキシカンホットチョコレート
「ホットチョコレート」と聞くと、甘いイメージが浮かぶかもしれませんがメキシコのホットチョコレートはスパイシー。
シナモンやチリパウダーなどの辛みとチョコレートの甘みが絶妙で、甘すぎるのは苦手という方におすす めです。
今年のクリスマスはメキシコの伝統の味を取り入れてみてはいかがでしょうか?
材料(1人分)
- 純ココア 8g
- 砂糖 小さじ1
- チリパウダー 少々
- シナモン 小さじ1/4
- ナツメグ 小さじ1/8
- 胡椒 少々
- お湯 大さじ2
- 牛乳 200ml
作り方
- 純ココア・チリパウダー・シナモン・ナツメグ・胡椒・お湯を入れ、よく混ぜます。
- 牛乳を沸騰直前まで温め、注ぎ入れて再度混ぜます。
- 砂糖を加えて混ぜたら、完成です。
クリスマスティー
クリスマスティーはイギリス等ヨーロッパの国々のクリスマスシーズンに飲まれる紅茶です。
紅茶メーカーによって味は異なりますが、 多くはシナモンやジンジャーなどのスパイスや柑橘系のドライフルーツが含まれています。
飲まれるようになった起源はいくつかありますが、野外で歌う聖歌隊に体を温める飲み物をふるまうために作られたという説も。
贅沢なブレンドティーを、クリスマスケーキと一緒に頂きましょう。
おすすめの紅茶ブランド
- ハロッズ
伝統的なクリスマスティーを飲みたい時は本場イギリスの紅茶メーカーハロッズの「Spice Black Tea」。
ジンジャー・シナモン・カルダモンのスパイスがピリッと利いています。
- ルピシア
日本を代表する紅茶メーカーといえば「ルピシア」
2021年クリスマスには「ありがとう」をテーマにしたクリスマスティーを展開したなど、年のテーマとリンクしたフレーバーを味わうことができます。
- ゾネントア
オーガニックハーブティの人気ブランドであるゾネントア。
クリスマスが待ち遠しくなるデザインの「countdown for christmas」が毎年大人気!
24種類のお茶を味わいながら、クリスマスまでのカウントダウンが楽しめます。
料理に合わせて、ぽかぽかホットドリンクをセレクトしてみよう
世界には古くから伝わる美味しいホットドリンクがたくさんあります。
料理に合わせて出すもよし、デザート代わりに出すもよし!
今年のクリスマスは、世界の国々のクリスマスを想像しながらぽかぽかホットドリンクを味わってみませんか?
出典・参考
伊予原 彗
余暇プランナー
音楽をこよなく愛す元音大生。 「時間に囚われない働き方」を求めてフリーライター へ。 日本文化・美容など様々なジャンルの記事を手掛け ています 。 趣味は神社・仏閣巡り・映画鑑賞・バー巡りなど。 「探求心を 大切にし、いろんなことに挑戦する」が日々のモットーです。 みなさんの「好奇心をくすぐる」情報をお届けできるよう、頑張ります!