「ガーデニングを始めたいけど、十分なスペースがない」
「寄せ植えって難しそう・・・」
この記事は、そんなあなたに「コンテナガーデンをつくるコツ」について紹介しています。たった4つのコツで、初めてでも上手にコンテナガーデンをつくることができます。
それではどうぞ。
コンテナガーデンを楽しむ4つのコツ
コンテナガーデンを楽しむコツは、次の4つです。
- 環境を考えて置き場所を決める
- 目的とイメージに合うコンテナを選ぶ
- 初心者は花色豊富な1種植えがおすすめ
- 季節の花にグリーンをプラスする
以上の4つを意識すると、失敗なくコンテナガーデンをつくることができます。コンテナガーデンは、限られたスペースやベランダでも手軽に楽しめるのが魅力です。
自分の「好きな花を、好きなコンテナに植えて、好きな場所」に飾ってみましょう。 自分の「好き」がつめ込まれたコンテナガーデンは、空間とともに気分も彩ってくれますよ。
【1】環境を考えて置き場所を決めよう
コンテナガーデンをつくる1つ目のコツは、植物の性質や季節をふまえて飾る場所を決めます。または、飾りたい場所が決まっているなら、その環境にあった植物を選びます。
多くの植物は、日当たりと風通しのよい場所を好みます。特にベランダは注意が必要です。季節によって、日当たりや温度、風当りの状況が大きく変わるからです。
しかし、心配しすぎることはありません。 コンテナガーデンなら、季節や天候に応じていつでも移動できます。 置き場所を気軽に変えられるので、暑さ・寒さ対策も簡単です。地植えでは難しい植物も、コンテナガーデンなら挑戦できますね。
【2】目的とイメージに合うコンテナを選ぼう
コンテナガーデンをつくる2つ目のコツは、コンテナ(鉢)選びです。
コンテナガーデンの主役はもちろん植物ですが、植えつける鉢も印象を左右する大切な要素です。
また鉢の大きさも植物にとって、大変重要です。鉢は植物にとって生きていくための場所なので、成長に見合った大きさが必要です。 高さのある植物は深さのある鉢に、横に広がる植物には広くて浅い鉢を選びます。
さらに、植物とのコーディネートを考えると、植物はいっそう引き立ち、選ぶ楽しさもあります。
【コンテナの種類】
- ローボウル(平丸浅鉢)
口径が深さより大きいタイプのコンテナで、深さは10㎝~20㎝のものが中心。浅いので、土の量が少なく、移動も簡単。
- 横長コンテナ
プランター・ウインドーボックスとも呼ばれる横に長いコンテナ。奥行きのない壁際や窓辺、ベランダ使いに便利。
- ポット(深鉢)
コンテナの中で種類が多い丸形タイプと正方形タイプ(スクエアポット)がある。丸形タイプは根が深く育つ植物に適し、正方形タイプは、大きい花木やコニファーなどボリュームのある植物に向いている。
- ストロベリーポット
イチゴ栽培用につくられた素焼き鉢で、側面についたポケットにも植物を植えられる。
- ハンギングバスケット
軒先に下げたり、かけたりして空間に立体感をつくることができる。
- ウォールバスケット
ワイヤー製のバスケットにヤシ皮マットをセットするタイプ、プラスチック製のスリット入りタイプなどがある。
また、 コンテナは形だけでなく素材もさまざま です。主な素材は、素焼き(テラコッタ)・プラスティック・グラスファイバー・木製・紙製などです。それぞれ特徴(長所や短所)があるので、形と合わせて選ぶ時は意識します。
例えば、素焼きのコンテナは、通気性・排水性はよいが、乾きやすいのでプラスティックに比べると、こまめな水やりが必要です。さらに、素焼きのコンテナはデザイン性は高いが重いという特徴もあります。
【3】初心者は花色豊富な1種植えを♪
コンテナガーデンをつくる3つ目のコツは、花の色がたくさんある植物を1種類だけ植えることです。
特に、初めてコンテナガーデンをつくる時には、失敗がないのでおすすめします。 1種植えは、植物のバランスを考えなくてもよいということもありますが、最大のメリットは管理が楽なことです。
私はコンテナガーデンを初めてつくった時、好みの植物だけを考え、乾燥が好きな植物と乾燥が苦手な植物を一緒に植え込み、枯らしてしまったことがあります。このように、管理方法が異なる植物を一緒に植えるのは上級者向けです。
同じ花でも花色が複数あるものは、十分きれいに演出できます。 同じ花でも色が違うだけで、まったく別の表情を見せてくれるからです。
グラデーションや同系色でまとめて、優しいイメージをつくってみたり、反対色を合わせてインパクトのある明るいイメージにしてみたり、楽しみ方は無限です。
【4】季節の花にグリーンをプラスしよう
コンテナガーデンを楽しむ4つ目のコツは、グリーンをプラスすることです。
コンテナガーデンは旬の花を植えることで、一番美しい花期を楽しめます。この時に、観葉植物やコニファーなどのグリーンを合わせると、花をさらに引き立ててくれます。
奥深い魅力的なコンテナガーデンは、コンテナの中で自然が再現されています。 グリーンは植物の背景にもなり、ボリューム感やリズムをつくります。グリーンの多くは、丈夫でどんな環境でも育つことも心強いです。
季節を彩る植物は、次の通りです。
<春>
- マーガレット
- ボロニア
- チューリップ
- ビオラ
- アリッサム
- ロベリア
- パンジー
- キンギョソウ
- バコパ
- リナリア
<夏>
- ペチュニア
- ジニア
- ハイビスカス
- コリウス
- ハクリュウ
- ロベリア
- サルビア
- インパチェス
- カリブラコア
<秋>
- リンドウ
- チェリーセージ
- コスモス
- ダールベルグデージー
- スプレーマム
- ジニア
- ドラゴンヘッド
- ネペタ
- コバノランタナ
- ドラゴンヘッド
<冬>
- プリムラ
- シロエタギク
- ビオラ
- パンジー
- ガーデンシクラメン
- ハボタン
- ラグラス
- ハツユキカズラ
コンテナガーデンを気軽に楽しもう!
以上で「気軽に楽しめる!空間を彩るコンテナガーデンをつくる4つのコツ」を紹介しました。まとめると次の通りです。
コンテナガーデンを楽しむコツは4つ。
1. 環境を考えて置き場所を決める
⇒植物の性質や季節をふまえて飾る場所を決める。飾りたい場所が決まっているなら、その環境にあった植物を選ぶ。
2. 目的とイメージに合うコンテナを選ぶ
⇒植えつけるコンテナ(鉢)は印象を左右する大切な要素。また、鉢の大きさも植物にとって大変重要。鉢は植物にとって生きていくための場所なので、成長に見合ったものを用意する。
3. 初心者は花色豊富な1種植えがおすすめ
⇒花の色がたくさんある植物を1種類だけ植える。1種植えのメリットは、植物のバランスを考えなくてもよく、管理も楽にできる。
4. 季節の花にグリーンをプラスする
⇒観葉植物やコニファーなどのグリーンを合わせると、花がさらに引き立つ。グリーンは植物の背景にもなり、ボリューム感やリズムをつくってくれる。
気軽に花とグリーンを楽しめるのがコンテナガーデンです。ぜひ、コンテナガーデンで季節の花を楽しんでくださいね。
それではまた会いましょう。
mimo
余暇プランナー
東海地方在住、ライターのmimoです。趣味はガーデニングと読書、「晴耕雨読」はまさに理想の生活。 ただ、器用ではないため、植物を何度も枯らしています。それでも続けるのはガーデニングには魅力がいっぱいだからです。 ガーデニングのおもしろさや奥深さを発信することで、みんなの暮らしがちょっとだけ楽しくなりますように。