100円ショップのセメントは、何かを補修するだけではなくハンドメイドの材料としても幅広く使うことができます。手芸や工作ではなく、もっと本格的なインテリアを作りたいと思ったことはありませんか?
セメントを使えば、実用的な雑貨から、子どもと楽しんで作れるインテリアまで何でも作ることができます。今回は、子どもと一緒に楽しめる実用的なインテリアを紹介します。本記事を参考に セメントを使って様々な雑貨が作れるのでぜひ参考にしてください!
セメントで作る簡単コースター
材料
セメント
コースター
モザイクガラス
Photo by sorayou
セメントを使うインテリアで一番簡単だけれど実用的な「コースター」を子どもと一緒に作ってみましょう。コースターは少し深さのあるものを選んでください。
コルクボードを切って代用もできます
が、セメントがはみ出したとき、平らにするのが難しいかもしれません。
モザイクガラスは、100円ショップに色々な種類があります。隙間なくモザイクガラスを敷き詰めたいときは、
形が同じモザイクガラス
を使ってください。今回はコースター2個に対して様々な形のモザイクガラスが40個入った商品を購入しました。
使用する道具
セメント入れるコップ
セメントを混ぜるスプーンや割りばし
ビニール手袋
木工用ボンド
スポンジ
ウエットティッシュ
セメントを入れるコップと混ぜるスプーンや割りばしは必須です。セメントは少しずつ水を加えて混ぜるので、
紙コップのような底の深いもの
がよいでしょう。ビニール袋に入れて混ぜるのも可能です。セメントと水をビニール袋に入れ、袋の上から揉むとうまくできます。
ビニール手袋はなくても作れます。セメントは水洗いできれいに落ちるのでそのまま触っても大丈夫ですが、衣服に着くと大変なので、
子どもはエプロンを付けた方
がいいかもしれません。スポンジやウエットティッシュは、乾かす前の仕上げで使います。
作り方
Photo by sorayou
① コースターにモザイクガラスを置き配置を決める
まず、コースターにモザイクガラスを並べてみましょう。子どもたちに任せてもいいですね♪ある程度の配置が決まったら、
木工用ボンドでモザイクガラスをコースターに貼りつけ
ます。この作業をしておかないと、セメントを流し込んだ時にずれてしまいます。
もし、他に何か飾りたいときはセメントを流し込んだ後に飾りましょう。
セメントを入れる前にビーズなどを入れてしまうと、セメントで埋もれて
しまいます。コースターを作るので、表面が平らになることを意識しながら作るとうまくできますよ。
Photo by sorayou
② セメントを作る
100円ショップで購入した粉状のセメントに水を入れて溶かします。説明書には500gで水120ccと記載されています。実際
コースターを作る際、セメントは約100gくらい
しか使いません。なので40ccくらいが目安になります。
混ぜる感覚でいうと、
市販のお味噌を混ぜるくらいの固さ
が一番いいでしょう。水は固さをみながら少しずつ入れてください。また、きちんと混ぜないとダマになってしまいます。セメントは長時間置いておくと固まるので、使う直前に作ってください。
Photo by sorayou
③ セメントをコースターに注ぎ、表面を平らにする
セメントを少しずつコースターに注ぎます。ある程度注いだら、混ぜたスプーンや手で表面を平らにします。必ずコースターから溢れてしまうので、
コースターの下に新聞紙などを敷いて
ください。ある程度平らになったら、飾りたいビーズなどをつけましょう。
ガラスモザイクにセメントがついて白くなるので、水を含んだスポンジやウエットティッシュで拭きます。一度だけではきれいにならないので、多少固まった
20分後くらいにもう一度スポンジなどで拭き
ましょう。乾いた最後にも拭けば、きれいなガラスモザイクが浮かびます。
Photo by sorayou
④ セメントをきれいに拭き上げて完成
乾くまで1日くらい置きます。触って固くなったら完成です。最後に
ウエットティッシュで表面をきれいに拭き上げ
てください。コースターとして使えるほか、花瓶を置いたりお気に入りのおもちゃを飾ったりできます。自由研究としても使えるのでおすすめです。
セメントで作る簡単小物入れ
材料
セメント
紙コップ
次は簡単な小物入れの作り方を紹介します。セメントで作る小物入れは、
大きさや形を変えると植物を入れる鉢になったり筆記用具を入れるペン立てになったり
もするのでおすすめです。作り方を覚えてしまえば、様々な小物入れが作れるでしょう。
使用する道具
セメントを入れるコップ
セメントを混ぜるスプーンや割りばし
ビニール手袋
アルミホイル
セメントを混ぜるコップやスプーンは、コースターと同じ道具です。ビニール手袋をあった方が汚さずに済むでしょう。アルミホイルは紙コップの下に敷きます。薄い紙だとくっつきやすいので、
クッキングシートや紙皿
を使ってください。
作り方
Photo by sorayou
① 紙コップを切り、セメントを入れた後もうひとつの紙コップを重ねる
紙コップの底3分の1くらいの位置で切り落とします。そして切り取った上の部分をアルミホイルに置き、セメントを流し込みます。その際
アルミホイルと紙コップに隙間ができない
よう、できるだけ水平な場所で行ってください。
セメントは紙コップの半分より下までいれます。そのあと
素早く切り離した底の部分を上から押し込み
ます。セメントが入っているので、少し力を入れて押し込んでください。すると、セメントが紙コップの隙間から押し上げられ入れ物の形になります。
勢いよく押し込むとアルミホイルからセメントが出てしまうので、なるべくゆっくり押し込むことがポイントです。押し込んだ後すぐ手を離すと紙コップが浮き上がってしまうので、
中に重しのようなものを入れるか手で少し押さえる
のがよいでしょう。
Photo by sorayu
③ 紙コップをはずして完成
約1日乾かした後、内側の紙コップを潰すようにして外してください。外側の紙コップは外しにくいので、
紙コップを破りながら静かに
はがしましょう。今回は小さめの紙コップを使ったので、小さな花瓶や飴などを入れるのにぴったりでした。
Photo by sorayou
セメントでオーナメント<番外編>
Photo by sorayou
今回の記事で作り方などの紹介はありませんが、オーナメントも作りました。なぜ、作り方を紹介しなかったかというと、半分失敗してしまったからです…。原因は
お菓子の型抜きを使用したことと、セメントの柔らかさ
かもしれません。
お菓子の型抜きは基本的にプラスチックかステンレスでできています。その型を使うとセメントからはずすとき、力加減で壊してしまう可能性が大きいです。なので、オーナメントを作るときは
シリコンの型抜き
をおすすめします。
また、何とか出来上がったのもキリで穴を開ける際、これも力加減で割ってしまいました。セメントを少し柔らかめに作ったせいで、中に気泡ができて割れやすくなったのかもしれません。
オーナメントを作るときは力加減に注意
して作ってくださいね。
残ったセメントで色々作ってみよう!
作業時間は約1時間で作れますが、
セメントを使った場合は乾かす時間が約1日
かかります。また、100円ショップのセメントが残っていると徐々に固まってしまう可能性があるので、時間があれば残ったセメントで色々作るのもおすすめです。
例えば、ワイヤーなどを使ってアクセサリースタンドを作ることができるので、実用性のある雑貨がいくつも作れます。
粘土のようにこね、オリジナルで作った型に入れて自分だけの銅像
なども作れますよ!ぜひ子どもと色々と挑戦してみてください!
sorayou
余暇プランナー
フリーランスWebライターのsorayouです。カフェや雑貨店を渡り歩き、気になったハンドメイド作品があれば自分流で日々挑戦しています。最近は、プチプラだけど高見えするハンドメイドを模索中。休みの日には、子供たちと家にある素材をひっくり返して工作しています。色々な作品に触れていく中、新しい発見があれば、ぜひみなさんと共有していきたいです!