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ツムラが生理・PMSの“隠れ我慢”を疑似体験できる企画展「違いを知ることからはじめよう展」を大阪で初開催


生理やPMSに伴うつらさは人それぞれ。違うからこそ、言葉にしづらいこともあります。


株式会社ツムラは2026年9月25日(金)・26日(土)、なんばCITY ガレリアコートで企画展『違いを知ることからはじめよう展』を開きました。


2025年7月の東京開催に続く、地方では初めての開催です。


あわせて発表された関西の調査では、生理を経験した人の68.2%が“隠れ我慢”(不調を我慢して、いつも通りに過ごすこと)を経験。つらさが日常生活に影響している人の66.8%が、「周囲に伝えにくい」と感じていました。


 


生理・PMSのつらさを“体験して知る”企画展が大阪へ


2021年に始めた「#OneMoreChoice プロジェクト」は、不調を我慢していつも通りに過ごす“隠れ我慢”を減らし、生理のつらさを我慢しなくていい社会を目指す取り組み。これまでも調査や発信を続けてきました。



昨年の東京開催時には、4日間で4,886人が来場。


「アンケートに答えてくださった方の約4割が男性でした。周りの方も、どうサポートできるのかを知りたいと思っているんだと、改めて実感しました。」


と、ツムラで「#OneMoreChoice プロジェクト」を担当する宮城英子さんは振り返ります。


昼休みに男性同士で立ち寄り、展示の前で話し込む姿も見られたそう。大阪では、幅広い世代が行き交うなんばCITYを会場に選びました。


「生理のつらさを我慢しなくていい社会は、1社だけではつくれません。ほかの地域でも、疑似体験できる機会をつくりたいと考えました。」


と、宮城さんは語ります。大学との連携を通じて、大阪で同じ課題に取り組む大阪大学大学院人間科学研究科の「MeWプロジェクト」代表・杉田映理教授を紹介されたことも、開催のきっかけになったといいます。


 


頑張りたいのに、頑張れない。“いつも通り”にいかない状態を体験


会場は「イントロダクション」「気づく」「想像する」「向き合う」の4つのエリアで構成されています。


「想像する」エリアでは、生理・PMSに伴う症状によって“いつも通り”にいかない状態を疑似体験できます。集中力が続かない「頑張りたいのに集中できないパソコン」



ほかにも「倦怠感ですこし歩くのも疲れるコート」や「身体が重だるくて起き上がることが難しいベッド」など、症状ごとの体験が用意されています。ベッドのそばには、実際に症状を経験した人から寄せられた言葉が、吹き出しで紹介されています。



会場には、生理痛VR体験装置「ピリオノイド」(協力:株式会社リンケージ)も用意されています。お腹に電極パッドを貼り、電気の刺激で生理痛に近い痛みを再現する装置です。会場スタッフによると、体験では分かりやすいように痛みに波をつけていますが、人によっては強い痛みが途切れずに続くのだそう。



最後の「向き合う」エリアでは、我慢に代わる自分なりの選択肢“OneMoreChoice”を付箋に書いて、壁に貼れます。


 


「秘め事」を話題に変えることから始める


MeWプロジェクトは、月経をめぐるウェルビーイングの向上を目指す研究・実践プロジェクト。


代表の杉田映理教授は、個人差を理解してもらうことを大切にしてきた自分たちの考えが、今回の展示の「違いを知ること」と重なったと話します。



「生理は、秘め事になっていると感じます。これは日本だけでなく世界的にもそうで、『ブレイク・ザ・サイレンス(沈黙を破れ)』という言葉もあります。女性同士でも、実はあまり話していない。口にしないから、我慢につながってしまうんです。」


と、杉田教授は語ります。


今回の調査では、関西在住の生理を経験した人の65.2%が、つらさの影響には「症状そのものだけでなく、周囲や環境によるものも含まれる」と回答。


杉田教授が特に注目したのも、この環境の部分です。


「トイレ休憩を少し増やす、トイレに生理用品がある、つらそうだなと思ったらシフトを考えてあげる。周りの配慮や環境を少しずつ工夫することは、生理中の女性だけが恩恵を受ける話ではないんですよね。」


と、杉田教授は話します。


「一緒に見て、話題にできる。話題にすることが、沈黙を破ることにつながるんだろうなと思います。」


と、展示にも期待を寄せていました。


 


調査結果が「話すきっかけ」になる


関西在住で生理を経験した20代〜60代の500人と、同年代の男性500人を対象にした今回の調査(2026年7月実施)では、男性の55.0%が生理・PMSのつらさを「理解したい」と回答。


63.8%が「家族やパートナーと一緒に知る機会が必要だと思う」と答えています。


「生理の話題は、ここ数年で取り上げられる機会が増えてきました。それでも“隠れ我慢”をしている方は多いのが現状です。ただ今回、知りたいと思っている方が多いことも分かりました。周りの方は、症状がどんな影響を与えるのかを知る機会がなかっただけなんだと思います」


と、宮城さんは話し、


「調査結果があると、自分だけでなく、ほかにも同じような症状を抱えている人がいると分かる。それが話しやすさにつながるのではないでしょうか。」


と続けます。



2026年10月16日(金)・17日(土)には、福岡三越前 ライオン広場でも開催され、入場は無料・予約も不要。


生理やPMSのつらさは目に見えず、人によっても違います。だからこそ、まずは違いを知ることから。つらさを抱える本人だけでなく、その周りにいる人にこそ、福岡会場や特設サイトで触れてほしい展示です。

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