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ビーマップの新規格搭載次世代Wi-Fiルーター「EAP112」が描くWi-Fiルーター活用の未来とは


株式会社ビーマップは新しいWi-Fi規格「Wi-Fi HaLow」を採用したWi-Fi 6アクセスポイント「EAP112」を発売しました。この製品は長距離通信(約1km)と高い通信速度(最大15Mbps)を実現し、IoT機能を強化します。また、4G LTEのバックホール機能を備えており、設置の自由度が高いのが特徴です。さらに、防塵・防水性能もあり、IP65等級で-30〜50℃の環境で利用可能です。将来的には「matter」規格にも対応予定で、スマートホームのコントロール機能を強化する見通しです。特に、ビーマップの見守りサービスと連携し、社会的課題にも対応できる可能性が示されています。日本の通信規制に対する課題もありますが、海外市場におけるポテンシャルも期待されています。

株式会社ビーマップは、長距離通信が可能なWi-Fiの新規格「Wi-Fi HaLow」を搭載することで、IoT機能を強化したWi-Fi 6アクセスポイントの新製品「EAP112」の販売を開始しました。

 

ビーマップから新規格“Wi-Fi HaLow”を搭載した新製品「EAP112」登場

ビーマップはWi-Fi HaLowの普及をはじめ、高出力で遠距離に飛ぶ無線に取り組む企業。

Wi-Fi HaLowにおいてもいち早く対応したルーターの販売を開始し、次世代Wi-Fiをリードしています。

今回ビーマップが発売した「EAP112」は、同社が販売するWi-Fiアクセスポイントとして初めてWi-Fi HaLowを搭載した製品。

Wi-Fi HaLowは、920MHz帯を使用することで通信距離を約1kmと飛躍的に高め、最大15Mbpsの通信速度を実現するIoTに特化したWi-Fi規格。

「この長距離通信と高速性を生かすことで、従来のLPWAでは不可能であった画像や映像など大きなデータの伝送が可能で、リアルタイム性が高く、大きな情報量を求められる新たなIoTの応用分野を開拓する能力を備えている。」

と説明しています。

また「EAP112」は、4G LTEのバックホール機能を搭載しており「LANケーブルの敷設が難しい場所への設置が可能で、設置の自由度が格段に向上する」とのこと。

さらにIP65等級の防塵・防水性能を備え、-30~50℃の広い温度範囲での利用が可能。

「EAP112」はWi-Fi 6の高速・大容量通信にも対応しており、IoT用途に限らず屋内外のWi-Fiアクセスポイントとして利用できるそう。

また今後、ファームウェアのアップデートにより、スマートホーム規格「matter」コントローラー機能を提供予定となっています。

 

「EAP112」が描く活用方法

ビーマップはEAP112が将来的に、例えば茶畑での生育状況監視・温度管理などのほか、集合住宅の監視や児童・老人の見守り、積雪深センサーネットワークなどに活用することが可能となると説明。

特に見守りサービスは誘拐などの犯罪はもちろん、持病などで孤独に亡くなられてしまう方の発生抑止にも繋がるため、ビーマップも注目する活用方法でもあります。

ビーマップ 代表取締役社長の杉野文則氏は、

「このmatterはApple、Google、AmazonをはじめとするIT企業280社以上が参加を表明しています。これによってスマート家電がメーカーの垣根を越えた連携を可能とするほか、弊社では電力使用量をAIにより分析し、高齢者の生活を見守る“おうちモニタ”サービスを提供しています。EAP112はmatterコントローラーの搭載により、見守りセンサーとの連携が強化され、さらに質の高い見守りサービスが実現されることになります。」

と、今後のアップデートにより利用可能となるmatter機能についても言及し、自社サービスの強化にも繋がるとコメント。

「私の母親が過去に何度か倒れてしまって、とても心配しているのですが、こういった悩みにも弊社のおうちモニタサービスを使うことで安心に繋がってくれます。どんどん核家族化していく日本ですが、(EAP112が)こういった家族間を繋ぐアクセスポイントになってくれるといいなと思っています。」

と、杉野氏は展望を語りました。

 

ポテンシャルを秘めたEAP112の将来性

ビーマップによると、海外の工場では無線を活用した技術革新が進んでおり、EAP112は海外の規格に合わせて使用することもできる製品なのだとか。

しかし、ここで問題となってくるのが日本の「電波法」です。

電波法とは“電波を発する機器の出力量が定められた法律”で、日本国内では各メーカーは電波法で設定されている10mW以上の電波を発信するWi-Fiルーターの製造・販売ができません。

2010年に電波法が改正され、出力上限が1000mWへ引き上げられたものの、これは無線LANルーターには適用されておらず、日本国内では現在も10mWの上限を越えられないのです。

実際にアメリカなどでは日本の約5倍、中国は日本の約10倍の出力を出すことが可能で、自宅からバス停まで歩いてもまだ自宅のWi-Fiが繋がるのも珍しくないそう。

これだけの出力差があることで、海外から日本を訪れる訪日外国人の方々も「日本のフリーWi-Fiはあまり使えない」と感じてしまっているようです。

先程EAP112を活用する将来のビジョンを語られた杉野氏も、

「もちろん、各国で許容される電波出力の違いをはじめとする諸条件は考慮する必要があります。日本の通信環境を変えるために、当社は関係機関と協力しながら引き続き尽力を重ねていく所存です。」

とコメントしています。

EAP112は「Wi-Fi HaLow」や「matter」といった将来性を持つWi-Fiルーター。

海外の電波出力や規格等にも合わせられるだけのポテンシャルを秘めた製品となっています。

本製品に興味がある方や、ビーマップの見守りサービスなどについて詳しく知りたい方は、ぜひ製品ページやビーマップの企業WEBサイトなどから問い合わせてみてください。

 

製品詳細

●EAP112

特長:
・LPWAの通信方式であるWi-Fi HaLowを搭載し、1kmの飛距離と最大15Mbpsの通信が可能
・2.4GHzと5GHzのWi-Fi 6を搭載し、通常のWi-Fiアクセスポイントとして利用可能
・LTE CAT6によるバックホール通信に対応(LTEを搭載しないモデルも選択可能)
・IP65等級の防塵・防水性能と-30〜50℃の広い温度範囲
・matterコントローラー機能を搭載可能
・PoEまたはオプションのDC電源による給電が可能
・壁マウントブラケットを同梱。オプションのポールマウントブラケットを用意

「EAP112」製品ページ:https://www.wi-fi.bemap.co.jp/eap112

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