瞑想ってちょっと敷居が高そうだけど、もっと気軽に取り入れてみると、イライラやストレスが解消されたり、本当の自分と向き合えることができたりと、実は良いことがいっぱい。ここでは、いろいろな瞑想方法の中でも特に簡単にできるシンプルな方法をご紹介します。心が落ち着く瞑想を、ぜひ毎日の習慣にしてみませんか?
始める前に知っておきたい、瞑想の基本
そもそも瞑想ってどういうこと?
ヨガ講師のSahokoさんに伺ったところ、「瞑想と聞くと“思考を止めて無になる”というイメージが強いのですが、じつは違います。瞑想とは、ひとつの対象物に意識を向けて集中力を高めること、つまり普段無意識にしている呼吸に意識を向けることもも瞑想法のひとつといえます」とのこと。
瞑想はこんな人にオススメ!
1) 日々ストレスを感じている
2) すぐにイライラしてしまう
3) 仕事や家事、子育てと忙しい毎日を過ごしている
4) 心配や不安、悲しみを抱えている
5) 自分の感情を抑え込みがち
6) 自分を見つめ直したい
瞑想の効果って?
「瞑想で自分の呼吸に意識を向けてみると、それまで外側に向いていた自分の意識がだんだん内側に入ってくるのを感じます。すると、思考がクリアになり、自然と日ごろ溜まったストレスや不安から解放されるのです」(Sahokoさん)
「さらに、瞑想を習慣にしていくことで、気持ちがブレなくなり、迷いや執着を手放すこともできます。いつでも心地よく、リラックスした状態で毎日を過ごすことができるようになりますよ」
とてもシンプルな瞑想「ソーハム瞑想法」にトライ!
「吸う息」に「ソー」、「吐く息」に「ハム」と心で唱える「SOHUM(ソーハム)マントラ瞑想法」を行ってみましょう。「SOHUM(ソーハム)」とはサンスクリット語で「私はそれ」と直訳され、古くから伝わる大宇宙や神との一体化を意味するマントラ(言葉)です。
— HOW TO —
- 1:背筋を伸ばし、胸を軽く広げて肩の力を抜き、心地よい状態で座る。両手はひざなど心地のよい場所に。目を閉じて、まずは呼吸の流れに意識を向ける。
- 2:ゆっくり鼻で息を吸いながら「ソー」と心の中で言い、ゆっくり鼻で息を吐きながら「ハム」と心の中で唱える。
- ★ゆっくり自分のペースで、吸って吐いてを繰り返す。最初は1~2分続け、慣れてきたら5分以上続ける。
瞑想する場所やタイミングは?
「早朝がベストですが、個人の生活に合わせて時間はいつでもOK。決まった場所もないので、自宅や職場などふとしたときに行いましょう。とくに、朝の出かける前や夕方の忙しい時間にあえて5分だけ瞑想の時間をつくってみると、心が落ち着きます」
「就寝前に瞑想すると眠りが深くなることも。電車に座りながら目を閉じて呼吸に意識を向けてみるなど、心がバタバタしているときこそトライしてみましょう」
瞑想は一見難しいイメージですが、やってみるとシンプルでとても簡単。もっと気軽に生活の中に取り入れてみると、自然と自分自身と向き合えて、エネルギーのコントロールができるようになります。
忙しいのが当たり前と思っている人こそ、一度立ち止まって呼吸に意識を向けてみて。心がリセットされて、楽になれますよ。