慌ただしい年末年始は、華やかな忘年会やクリスマスなど何かとごちそうが続く機会が多くなるもの。嬉しい反面、食べ過ぎによる消化不良や胃腸の疲れが気になってくるのも事実ですよね。インドの予防医学アーユルヴェーダにおいても健康のためには食べ過ぎを防止すること、消化力を高めることが大切とされています。そこで今回は、胃腸の機能をリカバーして消化機能をアップさせる、野菜のすりおろしを使った簡単レシピをご紹介します。
消化力=アグニの低下が不調を招く
“すりおろし”のパワーで消化力を高めよう
1.消化吸収率を高める
2.酵素が活性化
すりおろしに適した野菜とは?
・大根
・じゃがいも
昔から民間療法では胃弱にジャガイモのすりおろし汁を飲ませたり、火傷の治療などに用いられたりもしてきたそう。
・ニンニク
・玉ねぎ
・しょうが
消化力を高める食材としてアーユルヴェーダでも珍重されているしょうが。独特の辛みを出す成分・ジンゲロールには血流促進効果や抗酸化作用などがあり、すりおろすことでさらに効率良く摂取できます。空気に触れると酸化しやすいため、食べる直前にすりおろすのがポイント。
すりおろしを使った簡単レシピ
1.ミキサーで時短!すりおろしカレー
-材料-(2人分)
1) 好みのお肉 200g
2) にんじん 1本
3) 玉ねぎ 1個
4) じゃがいも 1個
5) にんにく 1片
6) しょうが 1片
7) ブラックペッパー 少々
8) 市販のカレールー 2~3個
-作り方-
1) 適当な大きさに切った野菜をミキサーにかけてすりおろし状にする
2) フライパンを熱し、肉に焼き色がつくまで焼いたらミキサーにかけた野菜を投入して10~15分ほど煮込む
3) 市販のルーを入れ、ブラックペッパーで味を整えたら完成
※無水調理にしていますがお好みで煮込みながら水を加えて調整してください。2.すりおろしじゃがいもと長ネギのチーズおやき
-材料-(2人分)
1) じゃがいも 2個
2) 長ネギ 1本
3) スライスチーズ 2~3枚
4) 白ゴマ 大さじ1
5) ごま油 大さじ1
6) 中華スープの素(顆粒) 小さじ1
-作り方-
1) 小口切りにした長ネギと、すりおろしたじゃがいも(汁ごと)と調味料をボールに入れて混ぜ合わせる
2) フライパンを中火で熱してごま油をひき、1をスプーンですくって丸型に成形しながら、並べ入れる
3) 片面が焼けたらひっくり返してチーズをのせ、蓋をして焦げ目がつくまで焼いたら完成
3.デトックス効果大!なめこのおろし和え
-材料-(2人分)
1) 大根 1/2本
2) なめこ 一袋(市販の水煮)※缶詰なら1缶
3) トマト 1/4個
4) ポン酢 大さじ1
-作り方-
1) 大根を皮ごとすりおろし、なめことくし切りにしたトマトを加えて軽く混ぜたらお皿に盛る
2) ポン酢をお好みでかけて完成