まもなく新年度、新たな出会いの季節がすぐそこまでやって来ています。この時期は特に初対面の人と話す機会も多くなるものですが、皆さんはスムーズな会話を楽しめていますか?「緊張でうまく話せない」「なかなか打ち解けることができない・・・」そんな悩みを抱えている人もきっと多いはず。でも、考え方や行動を少し変えることで人見知りは克服できるといいます。今回は、今日からでも実践できる人見知り克服法についてご紹介します。
人見知りとは?
人見知りとは本来、赤ちゃんや子どもが見知らぬ人に対して恐れや警戒心を抱いたり、泣き出したりする反応のことを指しました。今では、内向的だったり、照れ屋だったりする大人にも当てはめられる言葉です。具体的には以下のような特徴があります。
・初対面の人とうまく話せない
・人前で無口になる
・積極的にコミュニケーションが取れない
・大勢の人が集まる場が苦手 など
人見知りの原因は?
そもそも、動物には「外敵から身を守る」という自己防衛本能が備わっています。人間も同様で、初めて接する人やものに不安や警戒心を抱くのはいわば当然のこと。その度合いは人によって差がありますが、人見知りであるからといって決して自己否定する必要はありません。また、自分に自信が持てない、相手からの評価が気になってしまうことなども人見知りになってしまう傾向とされています。
心の持ち方のポイント
初対面の人と会う時、どんな心持ちで接することが人見知りを克服する上で大切なのでしょうか。いくつかポイントをご紹介します。
・相手も不安なのだと思うこと
・他人にどう思われるか気にしない
自分がどう相手の目に映るか気にし始めると、<a href="
https://tonoel.jp/article/304" target="_blank">ネガティブな気持ち</a>に陥るだけでなく、相手に合わせてばかりで本来の自分らしさが発揮できません。他者は自分が思うほど細かなことまで気にしていないと言い聞かせて、自信をもって自然体の自分で接しましょう。
・友人に語りかける気持ちで
気心の知れた友人と話す時のあなたは、きっと笑顔で楽しく会話しているはず。初対面の人に対しても「この人は古くからの友人だ」という心構えを持つことで緊張が少し和らぎます。
第一印象の4割は声で決まるとも言われているため、<a href="
https://tonoel.jp/article/5604" target="_blank">自分の声や話し方と向き合ってみる</a>のも、初対面でいいコミュニケーションがとれるようになる方法かもしれません。
人見知りを克服方法5
心の持ち方を踏まえた上で実際にどう行動すれば人見知りを克服できるのか、5つの実践方法を見ていきましょう。
①積極的に挨拶する
まずは自分から積極的に挨拶してみましょう。いきなり会話するのは難しくても、一言で済む挨拶ならすぐ実践できますし、挨拶をされて嫌な気持ちになる人はいないはず。相手に好印象を与え、その後の会話のきっかけにもつながります。
②笑顔を心がける
緊張や不安な時は誰しも表情が硬くなるもの。たとえ原因が人見知りによるものでも、相手にはマイナスの印象を与えかねません。そんな時はにっこり微笑むことで、たとえ会話がうまく続かなくても、空気を明るくし「私はあなたと仲良くしたい」という気持ちを表すことにもつながります。
③質問から会話を生む
会話に困りそうな時や自信がない時には、あらかじめ相手への質問をいくつか準備しておくのも効果的。内容は、休日の過ごし方や好きな食べ物など何気ない質問でOKです。相手の新たな一面を知ることができたり、「自分に興味を持ってくれているな」と相手からの印象アップになったりします。
④人見知りであることを伝える
緊張や不安でどうしてもうまく振舞えないという時は、「実は私、人見知りなんです」と相手に先に伝えてしまうのも一つの手。心を開放することで気持ちが楽になり、本当はもっと話したい、仲良くしたいという思いが伝わるかもしれません。
⑤見知らぬ人に話しかけてみる
近所のコンビニの店員さんやカフェのスタッフの方に「こんにちは」「今日は良いお天気ですね」などと話しかけてみるのもトレーニングとして有効。小さな会話の積み重ねによって、初対面の人と話すことへの抵抗感、恐怖感が薄れていきます。
人見知りの自分を変えるのは少しの勇気が必要かもしれません。でも、行動や意識を少し変える努力をするだけで、新たな出会いが生まれ人脈を広げていくことができるものです。これから始まる新年度に向けて、新しい自分への一歩を踏み出してみませんか?