濃厚なソースが絡まった焼きそば。ときにちょっと脂っこいと感じてしまうことも。そんなときにぴったりなのが、焼きそば専用として生まれた『ペプシ〈生〉ゼロ ヤキソバ専用』だ。実際に焼きそばとともに、飲んでみた。
からあげ、フライドチキン、ザンギ…。変わり種専用ペプシシリーズ最新作は、揚げ物を脱して炒め物に!
昨年6月の「ペプシ からあげ専用」より始まった、ペプシ(コーラ)の専用シリーズ。同年12月の「ペプシ フライド チキン専用」、今年4月に北海道だけで展開した「ペプシ ザンギ専用(北海道限定)」と、基本的に全部脂っこい鶏の唐揚げ対策で進んできたが、ここに来て専用領域を揚げ物から炒め物に拡大した。
ターゲットは、脂っこい炒め物料理代表の焼きそば。ドロッと感のあるソースが主役の炒め麺メニューである。その名も、サントリー食品インターナショナル(東京都)『ペプシ〈生〉ゼロ ヤキソバ専用』(600mlPET・希望小売価格 税込172円・2023年6月13日発売)。
お祭り、花火大会の屋台、バーベキューなどで供されることの多いこの鉄板ギトギトメニューに対して、ペプシがとった戦略は、ミント。コーラに爽快さを加えることでさっぱりさせ、より大量の焼きそばを食べられるようにしたのだという。
『ペプシ〈生〉ゼロ ヤキソバ専用』を、焼きそばを食べながら飲んでみた!/思ったよりも控えめなミント感
では実際に焼きそばを用意して、『ペプシ〈生〉ゼロ ヤキソバ専用』を飲んでみたい。ミントコーラ…、大丈夫だろうか。ミント味は意外とクセモノで歯磨き粉の味を連想してしまったらもうおしまい。アイスクリームなどでもちょっとフレーバーが強くなるだけで、食べにくくなりがち。
飲み物系となるとさらに難しく、いままでほぼ定着していない。カクテルだったら一時ブームとなったモヒートがあるが、誰もが楽しめる味わいではない。アップルミントなど、脇役として機能する場合はもう少しいただきやすくなることが多いのだが。
ただ組み合わせにそれほど違和感を感じないのは、コーラミントと順番を逆にすると、タブレット・キャンディ系ではおなじみの感じになるからだろう。ミント風味でコーラ…。YouTuberの鉄板ネタの「メントスコーラ」を連想しないでもない。
キャップをひねってプシュッ。気になる香りを嗅いでみたが、どうやらそれほど刺激的ではない模様。実際に飲んでみても、飲み終わった後に清涼感が少し高まっている気がするが、コーラ自体がややこしい味なので、それほど目立たない。雑踏の中などで飲む場合は、言われないとわからないくらいのミント感だ。
それでは肝心の焼きそばとの相性はどうなのか。食べながら飲む。もともとコーラと焼きそばの相性が良いので、普通においしい。後味のソース感はたしかにすっきりするようだが、ミント感が中和される分、もっとわからなくなった。
ただゼロコーラ好きの人にとっては、貴重な選択肢のひとつになるだろう。記者もたまに飲むと、新鮮で良いかもしれないなと思った。
入手は全国のスーパー、コンビニエンスストアなどで可能だ。