「漬物グランプリ2023」で銀賞受賞した『香味小夜子 うみゃーでキムチ』は、かどや製油とコラボしたごま油が入った珍しいキムチ。ごま油のまろやかな味わいと風味によって、辛さ控えめで食べやすい甘口キムチだという。販売累計1,000万個を突破したその味わいを確かめてみよう。
ごま油のコクが染みわたるまろやかな味わい
丸越(愛知県)が手掛ける「香味小夜子」は、1988年に誕生した業界初の漬物ブランド。「やさい・きれい・まいにち」をスローガンに、浅漬けやキムチを中心とした商品を展開している。
今回おためしするのは、30年以上の長い歴史を持つ同ブランドの中でも販売累計1,000万個を突破した人気商品『香味小夜子 うみゃーでキムチ』(230g・オンライン価格 税込297円・発売中)。かどや精油の純正ごま油を使ったコラボキムチだ。
実はごま油をキムチに入れるのはかなり珍しいこと。ざっと調べてみても、ごま油を売りにしている商品はほとんど見られなかった。
ごま油をかけるだけでなく、白菜などの素材そのものに染み込んでいるため、コクがあり風味豊かでまろやかな味わいとなっているという。
今年開催された「漬物グランプリ2023」では銀賞を受賞し、その実力は折り紙付き。気になるその味わいをさっそく早速確かめてみよう。
シャキシャキ食感とお漬物のような食べやすさが和食にぴったり!
口に入れると、すぐに旨味とごまの風味が口いっぱいに広がる。辛さの角が丸く、ピリ辛以上辛い未満のギリギリのラインだ。また、酸味が少なく甘口仕立てなので、辛すぎるのは苦手な人にぴったり。キムチというより、まるでお漬物を食べるような感覚なので、子どもから大人まで幅広い層に愛される味だろう。キムチ単体で食べ続けられるおいしさがある。
ごま油を素材そのものに染み込ませているため、素材との一体感があり味が浮いていない。
白ご飯と一緒に食べてみると、これが相性抜群。コクがあり、いわし魚醤とするめエキスの旨味を強く感じられる仕立てで、何杯でもお代わりできそうだ。水っぽさがなく、少しとろみがあるのでご飯ともよくなじむ。ごま油のおかげか、食べているときは発酵臭(キムチ臭さ)を感じにくいのも記者個人としては嬉しいポイントだ。
食材は、白菜を中心に大根、にんじんなどオーソドックスな内容。シャキシャキ食感もしっかり残っていておいしさ倍増だ。自宅はもちろん、焼肉でこのキムチが出てきたら、記者なら間違いなく高評価を付けるだろう。それくらい、日本人の味や食文化にマッチした味だ。
『香味小夜子のうみゃーでキムチ』は東海地方のスーパー、及び丸越オンラインショップで発売中。