災害時などのもしもの時に、子どもを抱っこして避難することに不安を感じているママやパパは多いだろう。そんな悩みをサポートするために、保育士さんの視点で作られたのが『EVACKiDS 避難くん 新生児から使える避難用5WAYキャリー』。誰にでも使いやすい抱っこひもで、5通りの多用途で活用できる。1歳児を含む3人の子どもを育てる記者が、実際に娘を抱っこしておためししてみた。
災害用としても普段用としても使える5wayの抱っこひも
抱っこひもをはじめとする育児用品や防災用品の製造販売を手掛ける、日本エイテックス(東京都)。40年以上培ってきたノウハウと高い縫製技術で、使う人のことを想い、工夫を重ねた製品づくりを行っている
『EVACKiDS 避難くん 新生児から使える避難用5WAYキャリー』(重量:約350g・希望小売価格 税込13,200円・2023年4月1日発売)は、災害時に使用できる5wayの避難用抱っこひも。もちろん普段用としても活用できる。
新生児の寝かせ抱き・首がすわる前の縦抱き・対面抱き・前向き抱き・おんぶの5通りの使い方が可能。対象年齢は3歳(15kg)までと長く使え、製品安全協会認定のSGマーク付きなのも嬉しいポイントだ。
5wayの抱き方をそれぞれためしてみた!
実際に手に持ってみると、両手の上に乗せられるほどのコンパクトさ。子どもがいるとものが増えてしまう、防災用のリュックに入れておいてもじゃまにならないサイズ感だ。
表面の生地には火の粉からの燃え移りを防ぐ防炎加工生地を採用しており、サラサラとした質感。
ポケッタブル仕様なので、コンパクトに収納できて、チャックを開いて裏返せばそのまま抱っこひもとしてすぐに使用可能だ。
広げてみると内側はメッシュ生地になっているため、肌触りも柔らかく通気性もよさそう。長時間抱っこひもを使用しても、蒸れが気になる心配はなさそうだ。
まずは新生児の横抱きからためしてみよう。娘はすでに1歳を過ぎているので、ぬいぐるみを使って抱っこしてみる。赤ちゃんを寝かせた状態でセットし、ショルダーベルトをたすきに肩にかける。難しいことは一切なく、横抱き時の腕の負担を軽減してくれる。
続いて首すわり前の縦抱きもためしてみた。寝かせ抱き同様、赤ちゃんの頭を優しく支えてくれる専用のピローを使用し、カバーマントを上までかぶせる。
保護者用のバックルは1箇所のみなので、装着はとても簡単だ。
ピローのおかげでしっかりとしたサポート感があるので、首すわり前の赤ちゃんでも縦抱きが可能。赤ちゃん用のセーフティーベルトも付いているので安全性も高く、手を空けたい災害時などには、とても便利に活用できると感じた。
次は通常の対面抱きを1歳の娘とためしてみる。
ショルダーを肩にかけ、娘を中に入れて後ろでバックルをとめるだけで装着は完了。
肩帯に厚手のウレタンが入っており、肩への負担も最小限に抑えてくれる。ウエストベルトがないので、密着感が高くお腹周りに締め付けを感じることもなし。これなら妊娠中や出産直後のママでも、抱っこひもを使用しやすい。
次は前向き抱きをためしてみる。娘は前向き抱っこが好きなので、景色を見ながらご機嫌。装着も簡単で、ちょっとしたお買い物の時などにもあると便利に使えそうだ。
最後はおんぶで使ってみた。目の前が空くので家事などがしやすそう。
抱っこひもを使ったおんぶは装着が難しいと感じていたが、ウエストベルトがないのでリュックを背負うようにして簡単に装着できた。保護者用のバックルも1箇所のみなので、手早くおんぶして立ち上がることができる。
肩のあたりには、暗闇でも光に反射するリフレクターがついている。さらに注意喚起に役立つホイッスルも付属しており、いざという時にすぐに使用できる。
普段は抱っこひもに付けておくことができ、安全性と利便性を兼ね備えている点も嬉しいポイントだ。
5wayの多用途で長く使える抱っこひもは、普段使いにも災害用にも便利
新生児から3歳頃まで、長く使える『EVACKiDS 避難くん 新生児から使える避難用5WAYキャリー』。もしもの時の備えとしてはもちろん、普段からちょっとしたお出かけにも活用できる便利なアイテムだ。
ウエストベルトがない抱っこひもを使ったことがない記者でも、簡単に安心して利用することができた。防災用リュックに抱っこひもを備えておきたい方や、多用途に使える抱っこひもを探している方は、ぜひチェックしてほしい。
商品は公式オンラインストアから購入可能。