とろりととろける半熟卵やTKG(卵かけご飯)に映える鮮やかな卵の黄身。色濃く輝くその黄身は、実に食欲をそそる。今回紹介する『茜美人』は茜色に色づいた黄身が特徴の卵ブランド。その色味は卵黄のカラーチャートで14以上(※1)に相当するという。まるで紅白にも見える断面をたしかめるべく、ゆでたまごを作って食べてみた!
(※1)日本農産工業調べ(全農ヨークカラーチャートの基準による)
まるで夕日みたいな茜色。コクと深みがはるかに高く、見た目も味もこだわったブランド卵
日本農産工業(神奈川県)は、1931年に設立した畜産・水産飼料事業、鶏卵事業、ペットフード事業などを手掛けるメーカー。1976年に日本初となるブランド卵「ヨード卵・光」を発売し、現在では全国小売店店舗の約7割以上(首都圏は8割以上)で販売されている。
今回おためしするのは鮮やかな黄身の色が特徴の『茜美人』(6個入り・希望小売価格 税込225円・関東、東北、関西にて発売中)。その鮮やかさは卵黄のカラーチャートで14以上(※1)。茜の名の通り、まるで夕日のように赤く色づいている。
(※1)日本農産工業調べ(全農ヨークカラーチャートの基準による)
『茜美人』のすごいところは、見た目だけでなく味にもこだわっているところ。飼料メーカーのノウハウを生かしたこだわり飼料によって、コク(苦味雑味)と深み(渋味刺激)が同社の定める基準卵と比較して高いのだそう。すなわち、見ても食べてもおいしい卵というわけだ。
その両方を兼ねそろえた『茜美人』を食べてみよう。
黄身と白身のコントラストがとてもきれい! ゆで卵を食べれば縁起を担げるかも!?
食べ方はとても迷ったが、純粋に卵の味をたしかめられるゆで卵で食べてみる。1パック6個入り。卵の大きさにはそれぞれ個体差があり、ミックス卵(MS52g以上~LL76g未満)となっている。
ゆでることおよそ7分。
赤い殻を剥がして出てきたのは真っ白な白身。
半分に切ると、赤みを帯びた黄身が出現! 一般的な卵だと白っぽい黄色に見えるが、『茜美人』はあきらかに濃い。控えめに言ってもオレンジ色のような黄色。ゆでてもこの鮮やかさを感じられるのは驚きだ。白身とのコントラストがとてもきれいに見える。
そのままかぶりつくと、すぐにその味の違いに気が付いた。
一言でいえば、そのままでおいしい。塩などをつけずに食べたのだが、旨味というか塩味というか、あきらかに味がある。おそらくこれこそが、同社のこだわりであるコクや深みに通ずる味わいなのだろう。ただゆでただけなのに、口の中でしっかりと味わいたくなってしまった。
さらに、かすかに風味もある。卵特有の匂いではなくコクを香りにしたようなほんわかとした感じ。このおいしさを味わえるなら多少高くても買う価値がありそうだ。
改めて、赤味を帯びた黄身と白身を見ていると、縁起のいい紅白カラーのように見えてくるから不思議。ひな祭りなど、めでたいハレの日に、紅白が1つになった『茜美人』でお祝いするのもいいかもしれない。
スーパーマーケットを中心とした小売店(関東・東北・関西)で発売中。