
トラタニが、睡眠中の呼吸深度に影響を与える「寝具圧」と胸郭の沈み込みに関する研究結果を発表しました。
寝具の構造が呼吸に与える影響
近年普及しているウレタンや高反発素材などの密着性の高い寝具は、背面に均一な圧力をかけることで胸郭を沈み込ませます。この構造により肋骨の拡張や横隔膜の上下動が制限され、脊柱の連動性が止まることで呼吸深度が低下するという問題が指摘されています。寝心地が良いとされる寝具ほど胸郭の動きを阻害し、眠りながら呼吸が浅くなるという矛盾が生じています。
苦しさを感じないリスクと医学的見地
固い寝具の場合は背面圧が一点に集中するため、胸郭が圧迫されると体が苦しさを感じて寝返りを打ち、可動性が一時的に回復します。一方で柔らかい寝具は苦しさの感知を奪うため、胸郭の沈み込みが進行していても自覚できません。医学的な検査では気道の閉塞が中心に評価されますが、実際には寝具による胸郭の沈み込みが換気量の低下や細胞の酸欠を招いているケースが多く存在します。
呼吸の質を守る寝具の重要性
体圧分散を重視した寝具は寝心地が良いとされる一方で、胸郭の構造を考慮すると呼吸を阻害するリスクを抱えています。睡眠の質を向上させるためには、胸郭や肋骨、横隔膜が自由に動ける構造の寝具が不可欠です。胸郭の自由度を確保することで横隔膜が深く動き、呼吸の質を改善できる可能性があります。
会社概要
トラタニ株式会社は、睡眠中の呼吸構造を科学的に解析し、アパレル3D設計技術を応用して体内環境に関する特許技術を30件以上保有しています。
