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さまざまな病気の源になる「肥満症」は治療が必要/日本肥満症予防協会・宮崎滋理事長


健康連載「11の健康障害を起こす『肥満・肥満症』対策」

さまざまな病気の源になる「肥満症」は治療が必要。その検査は、健康障害を合併しているかどうかを調べる検査です。

まずは、肥満症の確認としてBMI「体格指数=体重(キロ)÷身長(メートル)²」と腹囲を調べ、日本ではBMI25以上は肥満です。腹囲は男性が85センチ以上、女性が90センチ以上の場合、内臓脂肪が過剰に蓄積しているリスクが高いと診断され、次の検査に進みます。この2つの検査は、内臓脂肪を知るための基本的な検査です。

そして、重要な検査が「血液検査」。血液検査では「空腹時血糖」「HbA1c」から血糖の状態を知り糖尿病との関係がわかり、「中性脂肪」「HDLコレステロール、LDLコレステロール」からは脂質異常症との関係がわかり、「尿酸値」からは高尿酸血症・痛風との関係がわかります。このほか、腎機能は「クレアチニン」から、脂肪肝の状態は「AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP」からわかります。

異常値があれば健康障害が疑われ、肥満症と診断されることになります。糖尿病の場合、かなり血糖値が上がっていないと診断はつきません。ただ、糖尿病の前段階でも、それが肥満で起きているのであれば肥満症と診断が付きます。そして、「糖尿病にならないようにしっかり減量しましょう」と対応していくことになります。

血液検査のほかに、「血圧測定」「尿検査」も欠かせません。肥満になると血圧が上がりやすい一方で、高血圧は自覚症状が出にくい。だから、血圧測定は欠かせません。尿検査では「尿糖」「尿たんぱく」の有無をしっかり確認します。

このほか、内臓脂肪を調べるために「腹部CT検査」「腹部エコー検査」があり、基本は腹部CT検査です。この検査で内臓脂肪面積が分かります。内臓脂肪面積が100平方センチ以上は内臓脂肪型肥満です。検査結果は検査がすべて終了してから説明されます。(医学ジャーナリスト松井宏夫)

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