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土地の文化や食を体験!全国のアートフェスティバル・映画祭特集


この秋は、少し足を延ばしてアート体験の旅に出掛けてみませんか?今年も全国の様々な場所で、その土地の文化や自然に深く触れることのできるアートフェスティバルや映画祭が開催予定です。今回は、未知の感覚に出会えること間違いなしの全国のアート系フェスティバル・映画祭を3つご紹介します!

自然とアートが一体に「神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond」8/24~11/24

2024年8月24日(土)~11月24日(日)の3か月間、神戸・六甲山上を舞台にした現代アートの芸術祭「神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond」が開催されます。「神戸六甲ミーツ・アート」は、2010年から「六甲ミーツ・アート芸術散歩」として毎年開催され、これまでに延べ520組以上のアーティストが参加。15回目を迎える今年は、名称を「神戸六甲ミーツ・アート 2024 beyond」に改め、六甲山の自然とアートをより一層楽しむことのできる芸術祭へと進化を遂げています。

会場全体マップ

今年は、ROKKO森の音ミュージアムに新設した野外アートゾーンが広げられ、会期外でも四季を通じてアート作品を鑑賞できる場が設けられています。また、山中の散策路沿いに作品を展示するトレイルエリアが拡充され、アート鑑賞の楽しさはもちろんのこと、六甲山の新たな魅力に出会うことができる芸術祭としてパワーアップしている模様です。

また、今年は招待・公募を合わせて過去最多となる、61組のアーティストが参加予定。国内外から、幅広い視点での活動が注目されているアーティストの作品が紹介されるほか、公募作品の募集条件が向上され、より優れた作品が募集・展示されます。

「神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond」は、11/24までと長期開催の芸術祭となっていますので、今から計画を立ててもまだまだ間に合いますよ!自然の中でアートと六甲山の魅力に出会う旅に出かけてみませんか?

▶開催概要
「神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond」
【会期】2024年8月24日(土)~11月24日(日)
【開催時間】10:00~17:00(会場により一部異なります)
【会場】神戸・六甲山上の9会場
会場や料金、参加アーティストなど詳細はWEBサイトからご確認ください。
WEBサイト

島巡りと映画を丸ごと楽しむ「しまなみ映画祭 2024」9/27~29

次にご紹介するのは、2024年9月27日(金)〜29日(日)の3日間、今年初開催となる「しまなみ映画祭 2024」。広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ「しまなみ海道」と、尾道市の「生口島(いくちじま)」を筆頭に、同市の「因島(いんのしま)」、竹原市の「大久野島(おおくのじま)」、愛媛県今治市の「大三島(おおみしま)」がそれぞれ会場になっています。

「しまなみ映画祭 2024」のテーマは「Cruise to the Unknown(未知への航海)」。より多くの参加者が、自分の知らない世界に入り込む楽しさを体感するために、4つの島に設けられた会場ではそれぞれ異なった世界観の演出が為され、それに合った映画作品の上映が行われます。さらに、映画だけでなく音楽やアート、食などを楽しめるイベントの数々が各会場を盛り上げます!

生口島(テーマ:境界を越えよう)
因島(テーマ:冒険の旅に出よう)
大三島(テーマ:地球の声を聞こう)
大久野島(テーマ:平和について考えよう)

会場となっている島の1つである「因島」は、造船業が主要産業で、造船工場や様々な国の船が出入りする様子を眺められます。また、日本最大の海賊として知られる「村上海賊」の拠点のひとつとしても知られています。

因島のテーマは「冒険の旅に出よう」ということで、冒険心や好奇心が湧いてくる島の雰囲気を存分に楽しむことがきるイベントが盛りだくさん!岡山理科大学が運営する恐竜学博物館の協力のもと、恐竜の化石標本が会場のHAKKOパークに特別展示されているほか、トリケラトプスの解説とともに恐竜学博物館館長が標本を組み立てるパフォーマンスや、楽しく学べる体験型ゲーム「ジュラシッククエスト」などが企画されています。Day2には『ディノ・キング 恐竜王国と炎の山の冒険』の上映も予定されています。

また、子どもも大人もワクワクを刺激されるグルメとして、ファラフェルサンドやスパイスカレー、猪フランクフルト、ジャークチキンなども販売されます!

HAKKOパーク

今年が初開催となる「しまなみ映画祭 2024」は、島の豊かな文化を体験することのできるイベントや食が満載!8/1よりチケットが発売されていますので、詳細についてはぜひWEBサイトや各種SNSからご確認ください。

▶開催概要
WEBサイト
チケット販売サイト
Instagram
note

発酵食品をアートで体験する?「発酵文化芸術祭 金沢―みえないものを感じる旅へ 」9/21~12/8

2024年9月21日より開催の「発酵文化芸術祭 金沢―みえないものを感じる旅へ 」は、金沢21世紀美術館と「発酵ツーリズム金沢実行委員会」が協業し、「発酵」をテーマとして、アートと発酵文化、そしてまち歩きが結びついた新たな「文化芸術祭」です。

日本を代表する発酵食といえば、醤油や日本酒が思い浮かびますが、金沢や石川県内には、カブにブリを挟み糀で漬け込んだ「かぶらずし」や、フグの卵巣を糠に漬け込み解毒する「ふぐのこ」など、海の文化が育んだ独自の発酵文化があります。その文化が深く根付き、数百年の歴史を持った醸造蔵が数多く存在します。食と歴史、気候風土が一体になった金沢で、醸造家とアーティストが協働して、普段は目にみえない「発酵」をテーマに作品が作りあげられます。

会場マップ

本芸術祭は、5地区のスペースおよび、金沢21世紀美術館プロジェクト工房の合計6エリアで展開予定。美術館のプロジェクト工房では、パネルや映像などの展示を通して石川の発酵文化を知ることや、街歩きの情報を手に入れることができます。 また、インスタレーション会場となる5地区の醸造蔵では、発酵をテーマに醸造家とアーティストがともに制作した作品を体験することが可能です。

観客は美術館をチェックイン場所として、各エリアの醸造蔵を訪れ、芸術祭を巡ることができます。インスタレーション鑑賞後には、会場の蔵の発酵食品を試飲試食したり、発酵にゆかりのある地域の飲食店を訪ねたり、夜は飲み歩きなど、旅の楽しみの1つである「食べること」がアートになる様々な体験が楽しめることでしょう。

芸術祭の総合プロデューサーであり、全国の醸造家や研究者たちと発酵・微生物をテーマにしたプロジェクトを展開する発酵デザイナーの小倉ヒラクは、〈みえないものを感じる力を、あなたにアートと発酵が出会うことで、日本酒を醸す白山の水のように金沢に伏流していた「自分の人生を超えた時間とつながる力」、そして微生物を扱う醸造家たちが育んだ「みえないものを感じる力」を来場者に手渡していく。ぜひ金沢で「発酵する芸術」に触れてあなたの感性の扉を開いてみてください。〉とコメントしています。

旅行先としても人気の金沢で開催される発酵文化芸術祭。この秋冬は、「発酵文化芸術祭 金沢―みえないものを感じる旅へ」で発酵食品や、発酵の文化を今までとは全く違った形で体感してみるのはいかがでしょうか?

▶開催概要
「発酵文化芸術祭 金沢―みえないものを感じる旅へ」
【日時】2024年9月21日(土)~12月8日(日)
【休場日】月曜日(一部会場は異なります)
会場や料金、参加アーティストなどについての詳細は特設WEBサイトからご確認ください。
特設WEBサイト

今回は、さまざまなテーマで、自然とその土地に根付く文化・アートを体感することのできる全国のアートフェスティバルや映画祭を紹介しました。気になる場所や体験を見つけた方は、ぜひ足を運んでみてくださいね!

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