File no. 152
《K-WAY/ケーウェイ》
日本人には、ちょっとした小雨ですら傘をさすという習慣が根付いている。
大半の人が傘を使い、使う頻度も非常に高い。
必然的に傘に関する文化が発達し、傘という製品自体も驚異的な進化を遂げた。
日本の傘は世界的にも優れていると有名だ。
一方、ヨーロッパの人々は雨の日でも基本的には傘をささず、その代わりにレインウエアを着用するという習慣がある。
だから、レインウエアに関する文化が発達し、レインウエアという製品自体も進化してきた。
そう、だから逆にヨーロッパのレインウエアは世界的にも優れていると有名なのだ。
そんなヨーロッパにおいて、特にフランスやイタリアにおいては、レインウエアの代名詞として名を馳せるブランドがある。
それが1965年にフランス・パリで誕生したブランド《ケーウェイ》。
創業者のレオン・クロード・デュアメルは、突然の雨に逃げ惑う人々を見て、急な雨にも対応できるレインウエアの開発を決意する。
そして"Let it Rain"をテーマに、"コンパクトで軽量、高い防水性にお洒落なデザイン"を備えた理想的なレインウエアを完成させた。
このレインウエアはコンパクトに折り畳んでバッグの中にしまうことができ、軽量で携帯性にも優れていたため、瞬く間に欧州中で話題に。
フランスの家庭では、雨が降りそうになると子供に"ケーウェイは持ったの?"と訪ねるという逸話がある。
それほど《ケーウェイ》はレインウエアの代名詞として浸透している。
また、優れた機能性とデザイン性を兼ね備えた撥水ナイロンジャケットは、ヨットやスキー、登山などの過酷な環境に耐えうるアイテムとしてアクティブシーンからも高い支持を集めた。
高まる需要に比例して《ケーウェイ》の製品も着実に進化を続け、創業者であるLEON CLAUDE DUHAMELの名を冠したモデル「CLAUDE(クロード)」「LEON(レオン)」「DUHAMEL
(デュアメル)」などの代表作が誕生。
さまざまな用途に対応する機能的なレインウエアが次々と開発された。
さらに、雨の日の憂鬱な気分を吹き飛ばすかのようなカラフルで洗練された《ケーウェイ》のシグネチャーともいえるポップなデザインが、その人気に拍車を掛けた。
現在はヨーロッパのみならず、アメリカやアジア、世界各国において、雨の日をカラフルに彩る唯一無二の存在として親しまれている。
もしも今、レインウエアを探している人がいれば、パリ発祥の老舗《ケーウェイ》の機能的で小粋な一着を推したい。
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