新潟・ガーラ湯沢で行われた日帰りスキートリップ体験ツアーにGO OUTでお馴染みのアクタガワ タカトシ氏が潜入!
世界最大級の規模を誇るレンタルスキー施設「サロモンステーション」や、最新鋭のリフトで体感するお手軽スキートリップの魅力に迫ります。
東京駅から日帰りスキートリップへ出発。
スノーシーズン真っ盛りですが、皆さんスキーやスノーボードを楽しんでいますか? 僕は学生の時はスキー部に所属していて、アルペンレースをしていましたから、冬のアクティビティとしてはスキーがメイン。最近はバックカントリーが中心になっていますが、今もスキーを楽しんでいます。
ただスキーやスノーボードに行くのってなかなか大変ですよね。道具も用意しないといけないし、クルマで行くにしても渋滞やスタッドレスタイヤの準備が必要なことなど、頭を悩ませる問題が色々とあります。そういう諸問題がハードルとなって、すっかり雪山に行かなくなったという人も多いんじゃないでしょうか。
でも実はもっとお手軽にスキー&スノーボードを楽しむ方法があるんです。それが今回参加したアメアスポーツ主催のメディアツアーで体験した楽しみ方。
アメアスポーツはサロモンやアトミック、アークテリクスといったブランドを擁しているわけですが、それらを販売する一方でサロモンステーションというレンタル施設も展開しており、その中でも最大の規模を誇るガーラ湯沢で日帰りスキー体験をしてきました。
ツアー当日は午前7時過ぎに東京駅に集合。すると今回はたまたまスタイリストの近藤くんも参加していることが判明し、一緒に湯沢へと向かうことになりました。
東京駅からガーラ湯沢駅までは新幹線で約1時間半。駅弁を食べたり雑談しているうちに、あっという間に到着してしまいます。ウトウトする間もありません(笑)。
そして駅の改札を出ると、すぐ目の前にはリフト券の販売所が! ガーラ湯沢駅はそのままスキー場のステーションとなっており、メインゲレンデへと繋がるゴンドラも駅舎からそのまま乗り込めるようになっているのです。
もちろんサロモンステーションもこの駅舎内に入っており、改札口と同じフロアに貸し出しカウンターがあります。この辺も大変に便利。そしてその規模とシステマティックなフローは素晴らしいもの。よくあるスキー場のレンタルコーナーを想像していると、面食らってしまうことでしょう。
世界最大級の規模を誇るサロモンステーション。
ガーラ湯沢のサロモンステーションでは、およそ7000台のスキー&スノーボードが用意されており、これは世界最大級と呼べるもの。もちろんウェアや子供用のギア、とにかく雪山を歩きたいという人のためのスノーシューズまで、様々なギアが大量にストックされています。
さらにそのギアを貸し出すスピードも驚異的。朝の時間、ガーラ湯沢駅には約20分おきに新幹線が到着し、週末ともなると毎回800人前後が降り立つのですが、そのうちの約半分がレンタルを利用するそう。つまりここでは、20分に400人分の貸し出し作業をこなさないといけないわけです。
しかし実際にそれを遂行しているというのですから驚きます。こんなレンタル施設は世界中を探してもまずほかに無いでしょう。
気になるレンタル料金は、スキーもスノーボードも滑るためのギア一式が5000円。それにウェアが3000円となっています(2019年3月現在)。これらは当日カウンターで申し込むことも出来ますが、事前にWEB予約することでより貸し出しがスムースになる上、割引料金も適用されるのでお得です。
レンタル料金が高いか安いかの判断は人によるでしょうけれど、僕は安いと思います。だって年に2-3回しか行かないのであれば、道具を全部自分で揃えて元を取ろうとしても数年かかりますよね。
そして数年後には古いギアになってしまう。でもレンタルなら常に新しいギアを使えるわけで、保管やメンテナンスに頭を悩ます必要も無いのです。そう考えると安く思えてきませんか?
もし周りと同じなのが嫌であれば、ウェアだけ持参したっていいし、ブーツだけ自分にぴったり合ったものを持っていくのも手です。実際、今回僕もブーツだけは自分の足に合わせて成形したものを持参しました。
それ以外のスキーやウェアはレンタルだったわけですが、ゲレンデに立つと同じウェアを着た人を大勢見かけたので、ウェアも持っていっても良かったかなーと思いました。でもやっぱり荷物は少なければ少ないほど楽なので、フルレンタルはオススメです。
最新鋭リフトに温泉まで! 後半戦は次ページへ。
駅について30分。そのままゴンドラに乗ってゲレンデへ。
着替えを済ませて道具を受け取ったら、早速ゴンドラでゲレンデへ。その所要時間約30分。東京駅で新幹線に乗ってから2時間ほどで雪上に立てるのですから、超スピーディーです。
そのアクセスの良さから外国からのお客さんも多く、東京観光のついでに日帰りで雪山を楽しみに来ているようです。スノーシューズを借りているのも主に外国人客のようですね。この辺もガチで滑りに来ている外国人客が多い白馬やニセコとは大きく違うところ。
今回のツアーは平日開催だったのですが、さすが人気のスキー場だけあってすでに多くのお客さんが滑っていました。
そして、今回僕が借りたスキーはスタンダードモデルでしたが、性能的には十分と言えるもの。さすがにハイエンドモデルに比べるとエッジグリップが甘かったりしますが、逆にそこを乗り方で補ったりする工夫をするのも楽しく、普段ハイエンドモデルばかり乗っていることもあって新鮮に感じました。
スタンダードモデルでは物足りない、という人には2000円アップで申し込めるエキスパートモデルも用意されていますので、そちらなら必ず満足できることでしょう。でも中級者くらいまでの方なら、スタンダードモデルで十分だと思います。
超快適な最新鋭のリフトを体験してみた。
さてひとしきりガーラでの滑りを楽しみ、近藤くんもブランクを感じさせない滑りを見せてくれたあと、我々はガーラ湯沢と接続している隣の石打丸山スキー場へと向かいました。お目当ては今シーズン導入された最新リフトの見学。
このリフト、欧州ではすでに数多く導入されているそうですが、日本ではこれが初。見ての通りスタイリッシュなデザインが印象的ですが、様々な工夫が施されており超快適なのです。
まず変わっているのが、チェアとゴンドラが混在しているところ。好みの搬器にどうぞ、ということなのですが、ゴンドラの方が快適かと思いきや、さにあらず。チェアの方もフカフカのクッションにシートヒーターまで装備されていて、異次元の快適さなのです。しかも6人がけというビッグサイズ!!
またチェアに乗り込む時には短いベルトコンベアーのようなシステムが用意されており、この上に乗れば自動的に最適な位置に運んでくれる仕掛け。正直「ここまでするか!?」という感じがしないでもないですが、新鮮な体験でした。
乗っている際の振動や騒音もまったく無いし、こんなリフトが増えればゲレンデで過ごす一日がもっと快適になりますね。
滑り終わったら温泉で一息、夕方には都内へ。
さてランチを挟んで15時過ぎまでたっぷり滑ったあとは、道具を返して温泉に直行。そう、ここガーラ湯沢駅には、温泉スパまで併設されているんです。
温泉で汗を流してさっぱりした後は、また新幹線に乗って1時間半で東京へ。スタイリスト近藤くんは19時から都内で打ち合わせと言っていましたが、恐らく余裕で間に合ったことでしょう。
手ぶらで家を出て一日滑って夕方には都内に戻るというこのスタイル。とにかく気軽に雪山に行けますし、疲労感が少ないというのが何よりも大きなポイント。しばらく雪山からは遠ざかっている、という人にこそオススメしたい遊び方です。今シーズン(’18-19)も5月6日まで営業していますので、早速出かけてみてはいかがでしょう?
- Text/Takatoshi Akugatagawa
- Cooperation/Tomomichi Kondo
- Photo/Dai Yamamoto
【ガーラ湯沢スキー場】
住所:新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢(大字)茅平1039-2
tel:025-785-6543
https://gala.co.jp/
【サロモンステーション】
https://www.salomon.co.jp/station/