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アウトドアなクルマの大定番、三菱・デリカシリーズ50年の変わらぬ魅力を検証。




1968年にデリカ トラックが発売されてから、今年で50周年となった「デリカ」シリーズ。この夏は、最新モデルの「デリカ D:5」に特別仕様車「ジャスパー」が登場した。


そこで、おしゃれアウトドアな歴代デリカ乗りたちが、ワイルドにアップデートされたD:5を一堂にチェック。そして、デリカ50年のヒストリーを振り返ってみた。



’18 MITSUBISHI DELICA D:5 JASPER


初代デリカの誕生から50周年を迎えた今年、ジャスパーのベースとなる5代目の「D:5」は、ワイルドなルックスへと進化。アンダーカバー一体型のフロントバンパープロテクターを装備し、フィールドで大活躍する機能美がオトコ心を刺激する。


撮影車両は、夏の特別仕様のジャスパーに5つの専用アイテムを装備した、ディーラーオプションパッケージとなる。




  • 【SPEC】

  • 全長4790×全幅1795×全高1870mm

  • 乗車定員8名

  • 駆動方式4WD

  • インタークーラーターボチャージャー付クリーンディーゼルエンジン

  • 総排気量2267cc

  • 燃料消費率JC08モード 13.0km/L

  • 本体価格374万7600円


 


おしゃれアウトドア人が乗る歴代デリカを拝見。



(写真右)’97 DELICA VAN

OWNER:佐々木智之さん(スタイリスト)


様々なメディアで活躍し、キャンプサイトのスタイリングも手掛ける。デリカ歴は6年で、スターワゴンがベースの、デリカバンを2台乗り継ぐ。「デリカバンはタフに扱っても壊れないから信頼しています。今夏も毎日仕事でフル活動中」。


(写真中央)’04 DELICA SPACE GEAR

OWNER:一柳 聡さん(AlexanderLeeChang プレス)


独自の世界観を発信するブランドALCの名物プレス。デリカ歴は3年。「デリカは遊 びと仕事を両立できるクルマ。スペースギアは、ボクのライフスタイルにもピッタリです。この夏は自転車を積み込んで、乗鞍岳までツーリングに行きたい」。


(写真左)’07 DELICA D:5

OWNER:西尾雄大さん(NICO &MOUNTAINEER APARTMENT 代表)


アウトドアとライフスタイルをつなぐ、ニコ&マウンテニアアパートメントを展開。休日はアウトドアパパとしてファミリーキャンプを満喫中。デリカ歴は2年。「D:5は子どもからも大人気。ラゲッジにはアウトドアギアを常備しています」。


 


歴代のデリカ乗りたちが、 最新のジャスパーをチェック。


おしゃれアウトドアな歴代のデリカ乗りたちが、デリカD:5ジャスパーの前に集結! それぞれの愛車は年代も型式も違うけど、こだわりのデリカに乗る3人だからこそ、デリカD:5ジャスパーにも興味津々の様子だ。


スタイリストの佐々木さんは、毎日仕事で大量の荷物を運んでいるだけに、早速、ラゲッジルームの機能性をチェック。


実際にラゲッジにギアを積み込み、カーゴフェンスを試す佐々木さん。

「カーゴフェンスは、かなり使えますね。これなら荷物を積み上げた状態でも、安心してリアゲートを開けられますよ。リアシートのバンジーコードも小物を固定するのに重宝しそう。シートも撥水仕様だから、夏はここにサンダルを常備しておくのもいいかもしれないですね」。


要所のデカールをチェックする一柳さんは、モチーフのデザインだけでなく、ボディカラーとのバランスの良さにも注目。

そんなインテリアの使い勝手に対して、ALCの一柳さんは、アウトドア感を演出するエクステリアに注目する。


「クルマのステッカーカスタムは、乗り手の個性をアピールできる重要なポイント。結構、センスが問われる部分なんですよ。そういう意味では、サイドに入った鹿やカヌーのデカールがいいですね。年代のアウトドアブランドっぽい、オーセンティックな雰囲気が新鮮です」。


西尾さんはレッドのマッドフラップがお気に入り。「悪路や未塗装の道を走ることが多いヒトには必須ですよね」。

西尾さんは、初期モデルのデリカD:5 に乗っているため、フロントバンパープロテクターが実装されたタフなフェイスまわりなど、最新モデルのワイルドなアップデートを見逃さない。


「今までのD:5の中で、最も力強い顔つきになっていますね。無骨なインチのアルミホイールと、アクセントになる赤いマッドフラップのコンビもインパクト抜群。フィールドでも映えますよ」


全席に撥水加工シートを装備する。

三者三様に、ジャスパーのアクティブな進化を絶賛する3人。やはり外遊びの現場には欠かせないクルマのようだ。


 


次ページでは、デリカシリーズ50年を振り返る!



DELICA D:5 三菱を代表するデリカシリーズ、 50年のヒストリーを振り返る。


外遊び好きのマスターピースな1台といえる、デリカ D:5。そのルーツとなるデリカ トラックが誕生したのは、いまから50年も昔のハナシ。その変わらぬデリカのDNAを再確認すべく、歴代モデルをおさらいしてみた。


1st 1968〜 DELICA COACH



キャブオーバータイプの小型トラックとして誕生した、初代デリカ。69年に追加発売 したサードシートを備えた9人乗りのコーチが、その後のキャブオーバーワゴンのルーツとなる。また、オートキャンプ時代の幕開けに伴い、ポップアップ式ルーフを備えたキャンピングバンも発売された。


2nd 1979〜 DELICA STARWAGON



「スターワゴン」と呼ばれる2代目。82年には小型キャブオーバー車として初の4WD車が登場。初代パジェロに搭載されたハイ・ロー切換ができるトランスファーのパート タイム方式を採用し、4WDワンボックスとしての歴史がスタートした。この当時から冬の特別仕様のシャモニーが登場。


3rd 1986〜 DELICA STARWAGON



軽量化やボディ剛性に配慮するためモノコックボディが採用され、やわらかなカーブ形状で構成された個性的な新フォルムは、ソフトキューブスタイルと名付けられた。 この時代の「スターワゴン」は根強い人気を得て、4代目デリカのスペースギアのデ ビュー以降も継続販売されていたほど。


4th 1994〜 DELICA SPACEGEAR



この「スペースギア」から、エンジンをノーズ部に収めるフロントエンジンレイアウトに変更し、衝突安全性を向上。また、前席からラゲッジまでフラットフロアとし、前席から後席へのウォークスルーを実現。パジェロで好評のスーパーセレクト4WDで、卓越したオフロード性能も発揮した。


5th 2007〜 DELICA D:5



キャブオーバータイプの居住性と積載性、オンロードもオフロードも走れる機動性を 合わせ持つSUVテイストのミニバンを目指した、現行の「D:5」。伝統のスクエアなボ ディと直線基調の外観デザインは健在だ。2013年には、ファンの要望に応え、クリー ンディーゼルエンジン車が追加された。


LATEST 2018〜



春に一部改良をうけた最新型は、フェイスデザインに変更が施され、アンダーカバー 一体型のフロントバンパープロテクターを装備し、さらにタフなイメージを獲得している。来年にはフルモデルチェンジがウワサされているので、ある意味、熟成されたといえる最終型はイマが狙い時かも。


 


遊びの歴史を積んで走って50年。唯一無二の4WD箱型ミニバンに。


外遊び好きが選ぶクルマとして、いつの時代も外せない、デリカシリーズ。現行のデリカD:5は、本格的な4WD性能を備えたワンボックス車として、唯一無二のポジションを確立している。


そもそも、デリカは〝デリバリーカー〞を名前の由来とし、68年に発売されたトラックをルーツとする。商用車として高度経済成長時代の物資輸送を担っていたモデルが、初代なのだ。


「スターワゴン」を擁して、ワンボックス乗用車として歩み始めた2代目は、82年に日本初の4WDワンボックスワゴンを追加し、パジェロとともにRVブームの火付け役となった。


2代目 DELICA STARWAGON。

モノコック構造を採用した3代目は、いま現在もマニアが存在するほどの人気モデルで、4代目にあたる「スペースギア」は、エンジンを車体前方に搭載するミニバン形式へとシフトし、フラットフロアにすることで、安全性と快適性をさらに向上。そして、乗用車的なオールラウンダーミニバンへと進化したのが現行モデルである「D:5」となる。


夏の特別仕様車となる「D:5」 ジャスパー(下)は、3代目の 「スターワゴン」(上)の時代から存在しているモデル。今シーズンモデルのグリーン系のボディカラーと、フィールドイメージのグラフィックは当時から継承されているディテールなのだ。

また、4WDシステムは「スターワゴン」で、ハイ・ローレンジ切換ができるパートタイム4WDを搭載。


「スペースギア」で、パートタイム式とフルタイム式の長所を兼ね備えた独自のスーパーセレクト4WDに「D:5」で、路面状況に応じて最適なモードを提供する電子制御4WDに進化。ある意味、デリカの 歴史は4WDの変遷ともいえるのだ。


2017年に登場した特別仕様車のアクティブギアは、好評のためこの夏も継続して発売されている。3色展開のボディカラーに映える、各部のオレンジ加飾がアクセントとなる。アウトドアギアのイメージをさらに強調しているのが人気の要因。

いまや、デリカD:5は、4WD箱型ミニバンというジャンルにおいてライバル不在といえる1台に。様々な道路状況において、確実に乗員や荷物を目的地まで運ぶためのクルマとしての初代から、遊びの歴史を積んで走ってきた50年があるからこその、現在といえる。そして、これから先も常に、外遊び派のマスターピースとして存在し続けることだろう。


いつの時代も、ボディが泥で汚れていたり、ルーフキャリアに荷物を積んでいたり、フィールドの行き帰りのようなルックスが良く似合う、デリカシリーズ。外遊び好きにとってのフィールドギアとして、おしゃれアウトドア派にも支持される1台だ。

 


Photo/Kenji Fujimaki

Report & Text/Masatsgu Kuwabara




(問)三菱自動車 お客様相談センター tel:0120-324-860 http://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/delica_d5/


 


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