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収納ボックスがテーブルに変身。車載まで計算された、キャンパー渾身のDIYファニチャー。



キャンプ道具を自作するなら、見た目だけでなく使い勝手にもこだわりたいもの。


GO OUT CAMP vol.22で出会ったRMさん(@songweileitai)のサイトには、そんな理想を形にしたウッド製の収納ボックスが並んでいた。


テーブルやラックにも姿を変えるだけでなく、愛車への積載まで計算された、こだわりのDIYギアを紹介しよう。


細部までこだわった、お手製ウッドボックス。



温かみのある木目と、ヴィンテージ感漂う金属パーツの組み合わせが印象的な収納ボックス。こちらはRMさんが自ら製作したもので、同じものを5個揃えているという。



一見するとシンプルな木箱だが、内側には頑丈な金属パーツで補強を施し、強度もしっかり確保。金具のセレクトや塗装にもこだわり、サイトの雰囲気にマッチする仕上がりとなっている。


「仕事が終わってから、空いた時間に少しずつ作っていました。5個全部を完成させるまで、だいたい2週間くらいでしたね」


愛車のラゲッジスペースに合わせた、計算ずくのサイズ設計。



ボックスのサイズは、愛車である日産「NV3500パッセンジャー」のラゲッジスペースに合わせて設計されている。


北米向けの大型ユーティリティバンを車中泊仕様にカスタムしているRMさん。車内にはベッドスペースが設けられており、その下にボックスが収まるよう寸法を調整。フィールドでの使い勝手だけでなく、積載時の収まりまで考えられているのがポイントだ。



「クルマのベッドの下に収納できるように、最初からサイズを合わせて作っています。キャンプ場で使いやすいのはもちろん、積み込むときも無駄なスペースができないようにしたかったんです」


奥様のアイデアで進化。横からも取り出せる観音開き仕様。



完成後も、実際にフィールドで使いながら改良を重ねているというRMさん。その代表的な例が、ボックス側面に追加された観音開きの扉だ。上部のフタに加え、側面からもアクセスできるようになったことで、車載した状態や上に荷物を載せた状態でも中身を取り出せるようになっている。


「最初は上から開けるだけだったんですが、妻から横からも開けられたら便利じゃないかと言われて。それで後から扉を追加しました。上にものを載せていても開けられるので、かなり使いやすくなりましたね」


2つのボックスをつなげば、IGT対応のキッチンテーブルに。



このボックスの真骨頂は、単なる収納道具にとどまらない拡張性にある。


2つのボックスに橋を渡すように専用の天板をセットすれば、キッチンテーブルへと変身。しかも天板はSnow Peak(スノーピーク)のIGT規格に対応しており、フラットバーナーなどを組み込める仕様になっている。


バーナーには、ヴィンテージテイストのアイテムで人気を集めるガレージブランド、llama(ラマ)のゴトクをセット。さらに、隙間を埋めるユニット式の天板には、色とりどりのタイルと木材を組み合わせたオリジナルパーツを製作している。



フラットバーナーを使わないときに被せる金属製のカバーは、長野県のガレージブランド、FicxMoc(フィットクモック)にセミオーダーしたものだ。


「ボックスや天板の縁に取り付けな補強用の金属パーツは元々はアルミの地金だったんですが、サイトのテイストに合わせてアンティーク感のあるゴールドに塗装しています。」



さらに驚かされたのが、IGT対応の天板には折りたたみ式の脚も備わっていること。収納ボックスと組み合わせるだけでなく、天板単体でもテーブルとして使用できるのだ。



一方、収納ボックスの底面には、ネオジムマグネットで着脱できる脚パーツを追加。こちらはネジ式で高さを微調整できるため、多少の地面の凹凸にも対応できる。


「これも実際にフィールドで使っていくなかで生まれた工夫ですね。脚があることで地面が濡れている時も使いやすくなりました。」


テント内ではラックに変身。サイト全体で活躍する万能ギア。



この収納ボックスと天板の組み合わせは、キッチンテーブルだけではない。


テント内にも、2つのボックスと天板を組み合わせたラックが設置されていた。収納ボックスを土台として使うことで、別途ラックを持ち込む必要がなく、荷物の削減にもつながる。


「テントの中でも同じボックスを使って、ラックにしています。収納として持ってきたものをそのまま家具として使えるので、余計な荷物を増やさずに済むんですよね。」



さらにサイトには、シェラカップをセットできる折りたたみ式の愛犬用エサ台など、RMさんお手製のアイテムが随所に見られた。今後もキャンプをしていく中で、フィールドでの必要性に応じてリアルな道具が生まれていくことだろう。


運ぶ・しまう・使うをひとつに。DIYだから実現できた理想の収納システム。



収納ボックスとして荷物を運び、キャンプ場ではテーブルやラックとして活用。そして撤収後は、そのまま愛車のラゲッジスペースへ。ひとつの道具に複数の役割を持たせることで、積載効率とフィールドでの快適性を両立したRMさんのDIYファニチャー。


見た目の完成度もさることながら、実際に使いながら改良を重ね、自分のキャンプスタイルに最適化していく姿勢が印象的だった。まさにDIYの醍醐味が詰まった、機能美あふれる逸品だ。


DIYで自分の道具作りを始める方は、RMさんのように必要なサイズや機能から逆算して設計するところから始めてみてはいかがだろうか。


Report &Text/Yuuki Akimoto

The post 収納ボックスがテーブルに変身。車載まで計算された、キャンパー渾身のDIYファニチャー。 first appeared on GO OUT WEB.


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