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憧れの平屋ライフ。趣味と日常の両立は、規格住宅という答え。【埼玉県入間郡30代夫婦の場合】



家づくりの選択肢にあがるのが、ジブン好みにすべてを設計できる『注文住宅』と、あらかじめ決まった規格の中で家を建てる『規格住宅』。


自分好みにとことんこだわれる注文住宅は憧れるけど、そのぶんコストがかかりハードルが高い。その点、既存モデルからベースを選ぶ規格住宅は、予算的にもグッと現実的。


最近は規格住宅のブランドも増え、アウトドア好きや趣味人にハマるデザインの住宅も充実しています。そんなわけでGO OUTでは、いまリアルに選ばれている『規格住宅』にフォーカスすることに。


とはいえ、実際に家を建ててみないとわからない疑問もたくさん。そこで規格住宅で理想の住まいを手に入れた方に話を聞き、そのメリットやデメリット、リアルな本音を聞いてきました。


髙野祐磨さん(会社員)、由莉さん(会社員)、ラックスくん
埼玉県出身の夫婦は、祐磨さんの地元へUターンする形でこの地へ引っ越し。キャンプをはじめアウトドアが趣味ということもあり、家を建てるなら土間と薪ストーブが必須条件だったとか。

髙野家が選んだのは、BinOが展開するMONICAというモデルの2LDKタイプ。奥にある部屋は2部屋に増やし、ウォークインクローゼットを追加するなど、全体的に坪数を増やすアレンジを加えていました。

今回話を聞いてきたのは、埼玉県入間郡で暮らす30代の夫婦。約3年ほど前にこのBinOのMONICAを購入しました。結婚後はしばらく賃貸暮らしでしたが、当時から漠然と戸建て購入は考えていたこともあり、何気なく住宅展示場へ遊びに行くことに。


「初めに検討していた規格住宅は、趣味のアウトドアと相性がよくて。いざ実物を見てみると、実際の暮らしをイメージしにくく契約には至らず……。ですが、『好きなテイストの家で暮らす』ということに楽しさを感じ、戸建購入の熱が本格的に入るキッカケになりました」。


「欲しい」を条件に、希望スペックで探したモデル選び。



2人が戸建て購入を本格的に検討するようになると、まずはSNSを駆使して情報収集。「せっかく建てるなら、憧れだった平屋が希望。偶然、平屋をメインに規格住宅を展開するBinOをSNSで見つけて、YouTubeなどでも詳しく見てみると、デザインも雰囲気も理想的で」。


さらに、薪ストーブ、土間の2つは絶対に外せない条件として挙げていたことから、MONICAというモデルが夫婦が理想とする住まいに完全一致。「ウッドデッキも趣味と合うし、2人揃って『この家がいい!』と思いました。しかも、家の近所にBinOを取り扱う工務店があると知って、早速モデルハウスを見に行ったんです」。







はじめに訪れたモデルハウスは、現在の住まいとは異なるCOVACOというモデル。「実際に見て、BinOの世界観を感じることはできましたが、COVACOはボクたちのイメージする家とは違う……。近くにMONICAのモデルハウスがなかったので、既存ユーザーの自宅を見せてもらうことにしました」。


ついに、希望するモデルを見にいくことができた夫婦ですが、ここで本音が。「実際に家の中に入ると、想像していたよりもコンパクトな印象が少し気になって。やっぱり大きさは本物を見て体感しないとわからないですね」。






その後も、ほかメーカーの住宅展示場へ行ったりと、リサーチは続けたそう。ですが、どれもピンとこず。「無垢材の床や、リビング・ダイニングの三角天井の感じ、土間からの小上がりなど、ディテールや世界観も含めやはりBinOのMONICAが一番理想的。実際に見たことで納得して購入を決意しました」と、最終的にMONICAの購入を決意!



デメリットに感じたコンパクトさをカバーするべく、夫婦が考えたのは坪数を増やすこと。「BinOを選んだ理由のひとつに、オーナーごとにアレンジしている家が多かったことがありました。だからワタシたちの希望も叶えてもらえると思い、工務店さんに坪数を増やしたい、と真っ先に相談したんです」。


2人はすでに土地を所有していたため、必要なのは建物代のみ。「予想よりも手頃に感じたので、最初の打ち合わせでは希望をたくさん盛り込みました。でも、想像以上の金額になってしまって(笑)。そこから優先順位を決めながら、少しずつ引き算して図面を固めていきました」。


絶対に譲れない軸を決め、理想のアレンジを徐々に引き算。







2人が何より優先したのが広さ。特に由莉さんが気になったのは洗面所でした。「既存の間取りだと収納もなくて、洗面台も狭い。まずここを広くすることは必須でした。大きい鏡もほしかったし、造作で洗面台と収納棚を作っています」。







さらに、洗面所からウォークインクローゼット、寝室へ一直線に繋がるような間取りを希望。「本来なかったクローゼットを取り付けているので、寝室の間にはデザインにこだわって選んだ扉を付けています」。


この間取りを成立させるべく、元々付いていたクローゼットをなくしてトイレを配置。「間取り的にここに置くしかなくて。壁紙や照明も、プラン内に収まるカタログから選んでいますが、特にライトはお気に入りのデザインで満足しています」とのことで、予算をオーバーしない工夫も欠かしていない様子。


収納力アップのため!大胆な変更は間取りのパズル。



「既存のクローゼットはありましたが、それだけだと不十分だと思い、間取りを変更しながら収納場所を増やしました」と、広さの次に譲れなかったポイントは収納力。まず、大きく間取りを変えた玄関も、シューズクロークを中心に手を加えています。






玄関の両壁にあったシューズラックをひとつにまとめ、OSB合板の壁にチェンジ。先ほど話に出ていたトイレ位置の関係で、シューズクロークは玄関から見えるようで見えない、いい感じの配置に。


そのほか、「“ニッチ”という壁の凹みを利用した飾り棚を取り付けたくて。玄関入ってすぐに壁が必須でした」と、玄関にはさらに壁を追加。「見せる収納ですが、うまい具合に“外から隠れる”収納になりました」。



この玄関部分も、外壁ラインを調整。「元は玄関だけ凹んだような造りでしたが、リビングの壁と玄関ドアの面が直線で並ぶように広げました。上から見るとL字のような形だった間取りが、四角形になっています」。







それ以外にも、キッチンもパントリーや造作棚で収納を追加。「家族での生活を考え、食品や日用品をまとめてしまえるよう、キッチン背面の壁には棚を、横の壁にはパントリーを追加してもらいました」。


このパントリーは、書斎にしている部屋のクローゼットを減らしてスペースを確保。既存のクローゼットを減らしながら必要な収納を追加し、パズル感覚で調整を図っています。


生活の中で見えてくる。収納が不十分に感じた理由とは。






こうして、狭さや収納の問題をできるだけ解決した間取りを作り上げた髙野夫婦ですが、住み始めてからこんな問題に直面。「元から付くロフトに布団などを置くつもりだったんですが、布団が想像よりも重い。ハシゴで運び上げることが難しくて、季節ものを入れるスペース不足が今の悩みです」。


玄関脇にもクローゼットはあるものの、日用品を入れるだけで満杯。「書斎や洗面所のクローゼットを潰したため、大型の収納が減ってしまって。これは実際に生活を始めないとわからない問題でした」。





また、追加で作ったウォークインクローゼットでは、ラックの高さが合わず、床に洋服が付いてしまうアイテムも。「棚は板の位置を自由に変えることができますが、ポールは高さを指定して作ってもらっていて。設計時に測っていたはずが、思ったより高さ不足だったようです」。






ほかにも、「土間からウッドデッキに繋がる窓は、床から少し立ち上がったデザイン。掃き出し窓にしたかったんですが、変更できないとのことで諦めました。本音は、外に出るときに窓を跨ぐのが少し面倒に感じることもあります(笑)」と話します。


LDK部分も、天井の梁にレールライトを取り付けてもらったものの、「キッチンのシンク上に取り付けたペンダントライトが頭にスレスレで、想像より梁の位置が低かった」など、実際に住んでから実感したちょっとした気になる点も多々。






一方で、キャンプギアは庭にコンテナを設置するなど、暮らしながら工夫を重ねている髙野さん夫婦。「すべてが理想通りではないけれど、どう改善していくかを考えるのも家づくりの楽しさですね」と笑います。


規格住宅だから手に入った、生活の延長で生まれた趣味。







「住み始めてから見えてくることは多いですが、注文住宅でも同じこと。あらかじめ規格のあるものに手を加えるほうが、自分たちにとって“この家に何が足りないか”が、見えやすかった」。そう話す2人。


趣味を優先にモデルを選んだとしても、暮らしやすさをしっかり追求する余裕が生まれたのは、既に出来上がった完成図があったからこそ。



「植栽は自分たちで庭づくりをすることで予算を削りました。おかげで、新しい趣味になっています。ほかにも、キャンプで楽しんでいたお酒も、家でのんびり晩酌したり。新しく愛犬のラックスを迎えることもできて、家にまつわるあれこれが増え、キャンプに行く回数も自然と減りました」。


理想のモデルと出会えたことで、生活が一変した髙野家。今後も趣味と暮らしやすさを追求する日々は続くようです!


Photo/Chie Kushibiki

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