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ボロカワな愛車と行く!隠れスポットがたくさんある神奈川西部の旅。【ワンデイドライブ #16】 


オバマジュンペイさんがバンライフの魅力を語りながら、神奈川西部の隠れスポットを巡るワンデイドライブを紹介します。クルマは彼の愛車である三菱「デリカカーゴ」。まず訪れたのは清川村の道の駅、次に宮ヶ瀬湖で自然を満喫。そして阿夫利神社では、歴史と風情を楽しみました。最後はラーメン屋「ZUND BAR」と七沢温泉で温まるという、一日で多くの楽しみが得られる旅でした。記事では少人数の観光客が訪れるスポットが多く、リフレッシュには最適であることが強調されています。

電車なんかと違って、クルマで行く旅は風の吹くまま気の向くまま、どこにだって行ける。行き先は、思い立ったらパッと行けて、パッと帰ってこられるくらいの場所がいい。

第16回目のドライバーは、バンライフの魅力を広める伝道師、オバマジュンペイさん。クルマであり、家でもある一台で向かうのは、彼のホームでもある神奈川の西のほう。自然あり、グルメあり、温泉ありの隠れエリアへ、いざ!

過去のワンデイドライブ記事はこちらから。

オバマジュンペイさん
1982年生まれ、鹿児島県出身。誰もが知るメゾンブランドで働いたのちに独立。現在はグラフィックデザイナーとして働きながら、「VANCAMP JAPAN」の責任者として、バンライフの魅力を伝えるためのイベントやワークショップを定期的に開催する。
Instagram:@junpei_obama

15万キロオーバーでも現役。いじりまくったデリカカーゴ。

気温は23度。天気もよく、初夏の気持ちいい風が吹く。絶好のドライブ日和にご一緒するのは、「VANCAMP JAPAN」の責任者・オバマジュンペイさん。待ち合わせたのは、茅ヶ崎の広い駐車場。

オバマさんの愛車は、三菱「デリカカーゴ」だ。外見こそはクラシックなバンだけど、内装はうってかわってキレイなリビングのよう。ベンチがあり、棚があり、CDプレーヤーも壁に張り付いていたりする。オバマさんにとってクルマは移動する道具であり、生活する場所でもあるのだ。

そんな彼の愛車遍歴は日産「ラシーン」からスタートする。

「高校生の頃からあのデザインが好きで、就職してから中古のものを購入しました。とても気に入ってたんですけど、家族もできて手狭になったから次は『ジムニー』に乗り換えて」

そこから会社を辞め、独立を機に、今度は三菱「スペースギア」に。

「この頃、出張で地方に行くことが増えていたし、荷物もたくさんつまなきゃいけなかったから、大きいクルマが必要だったんですよね。それまで車中泊とか考えたこともなかったんですけど、こんなに大きければクルマで寝れるよなって」

元々、キャンプや登山が好きだったということもあり、そこからバンライフや車中泊にどハマり。自身の会社を立ち上げて、現在は全国津々浦々をめぐり、バンライフの魅力を伝え続けている。

「いまのクルマは昨年から乗り始めました。ボロいんだけど、かわいいんですよ」

まだ半年ほどしか経っていないけど、内装に以前の面影はほとんどなくて、バンライフ仕様になっている。

「最初は新車で購入しようとも思ったけど、そうなるとリセールのこととかを考えてしまうじゃないですか。ビスを打ったり、ルーフのフェルトをはがしたり、思い切ったことができないんです。だったら、乗り潰す覚悟で、好きなようにいじれるようにと、このクルマにしたんです」

乗り始めから15万キロオーバーのボロカワな一台。これがまた、いい顔してる。どの面から見ても、少しいなたくて、愛くるしい。そんなクルマで本日向かうのは、オバマさんがよく行くというスポットの数々。神奈川の西側にある、隠れた名所へ向けて出発です。

神奈川唯一の村で作られた食材をゲット。

本日のルート。茅ヶ崎の漁港からスタートし、ひたすら北上し山道を進む。

今日、目指すのは東丹沢。観光客が少なく、まだ知られていない隠れスポットの宝庫でもある。山道を進み、まず立ち寄ったのは「道の駅 清川」。

道の駅 清川
住所:神奈川県愛甲郡清川村煤ヶ谷2129
電話:070-1316-9184
HP:michinoeki-kiyokawa.jp/

実は、神奈川県には村がひとつしかなく、それがこの清川村。自然豊かな村ではいろんな作物が作られていて、道の駅ではそれらを一同に見ることができる。

これでもかというほど肉厚な椎茸に、野菜もどれもおおぶりでおいしそう。BBQ前に立ち寄ることを強くおすすめしたい。

売り場の一角を占めているのが、村の自慢である清川恵水ポーク。キレイな水と、独自ブレンドの飼料で丁寧に育てられた豚肉は、キメがこまかくて脂が溶けてく。都内のスーパーにある豚肉とほとんど変わらない値段であるけど、クオリティは桁違いで、めちゃくちゃおいしい。

周辺には清川恵水ポークを提供しているレストランもいくつかあるので、近くに行った際はぜひ立ち寄ってみて!とんかつやポークソテーで食べる地元の豚肉、ホント絶品なので。

広大すぎる公園で、リフレッシュ!

晩御飯の食材をトランクに詰め込んで、次に向かったのはオバマさんもよく訪れるという宮ヶ瀬湖。

宮ヶ瀬湖
神奈川県愛甲郡清川村宮ヶ瀬940-4

首都圏最大級のダム湖として知られ、都心から約1時間でアクセスが可能。湖畔には、広さ2万平方メートルを超えるけやき広場を中心に、カヌーを楽しめる親水池、バーベキューができるピクニック広場などアトラクションもいろいろ揃っている。

長さ315mの大吊り橋は壮観で、真ん中まで行くと結構怖い。

「平日は人も少なくて、落ち着くんですよ。上のほうには飲食街がいくつかあるので、行ってみましょうか」

オバマさんの案内で、長い階段を登った先に現れたのはレトロな建物が並ぶ「水の郷商店街」。先述した清川恵水ポークをはじめ、地元のものが食べられる飲食店が軒を連ねる。食べ歩きメニューも豊富。

今年の3月にオープンしたばかりの「ありがとうカフェ」で、名物の宮ヶ瀬かす丼とおそばを食べたら、少しクルマを走らせて山登り。

あのラーメン屋とも関係のある神社へ。

「大山をよく登山するんですけど、登山口の下には雰囲気のある神社があるんです。山頂まで行くのは大変なので、今日は神社まで行ってみましょうか」

宮ヶ瀬湖から30分ほどかけてやってきたのは「阿夫利(あふり)神社」。ラーメン好きなら、この時点でピンと来るかもしれない。参道の下には駐車場があり、そこにクルマを停めて出発!

阿夫利神社
住所:神奈川県伊勢原市大山355
電話:0463-95-2006
HP:www.afuri.or.jp/

この参道というのが、なかなかハード。慣れていない人であれば、この時点で息があがる。途中にはお土産物屋さんや飲食店が点在していたため、休憩しながら、少しづつハイクアップ。

15分ほど歩いたのち、やっとケーブルカーが見えてくる。レトロな車体が、これまたかわいい。グリーンのケーブルカーに乗ったなら、神社まで一気にアクセス。

そうしてたどりついた「阿夫利神社」。江戸時代には、年間数十万人が江戸から歩いて訪れるほどの人気があったという。神社は空気が澄んでいて、景色もいい。観光客やインバウンドも少なめだ。

厄除け、開運、商売繁盛、交通安全、安産、健康長寿など多岐にわたるご利益があるとされ、関東屈指のパワースポットでもある。200円でペットボトルを買えば、神社のお水を飲むことも可能。

「本当に気持ちいい場所なんですよね。ここから山頂までは1時間くらいで、リフレッシュするのにはちょうどいいんです」

オバマさんは、いつ何があってもいいように、バンの中にはトレッキングシューズをはじめ、登山グッズ、キャンプギアを常に載せている。出張先でも、思い立てばその辺をトレッキングしたり、コーヒーを淹れたり、仮眠をしたり。やっぱりバンって最高かもしれない。

ラーメンをすすり、汗もきれいさっぱり。

下山したあと、ひとっ風呂浴びて帰ろうという流れになったんだけど、道を歩いているとお出汁のいい香りが漂ってくる。その発生源は「ZUND BAR」。都内にも店舗を構え、カップラーメンにもなっているラーメン屋「AFURI」の総本山だ。「AFURI」は、上述した阿夫利神社が名前の由来。

ZUND BAR
住所:神奈川県厚木市七沢1954−7
電話:046-250-0123
HP:shop.afuri.com/

お腹は空いていなかったけど、時間も時間だったため空席ありとのこと。そうなったらもう、食べるしかない。ここでしか食べられない「ZUND BAR CLASSIC」をいただいて、塩分をチャージ。

七沢荘
住所:神奈川県厚木市七沢1830
電話:046-248-0236
HP:https://www.nanasawasou.jp

最後は、都心から一番近い温泉郷、七沢温泉へ。なかでも、ここ「七沢荘」は女性客から人気が異常に高い。その理由は、まるで化粧水のような泉質。トロトロで、美肌効果が抜群とのこと。くわえて、宇宙と地中から元気ももらえるらしい。真偽のほどは、ぜひ行ってたしかめてみて!

まだ知らない関東の街を探して。

一日かけて巡った神奈川西部は、想像以上に魅力的なスポットが点在していた。しかも、どこへ行っても人が少なく、快適に楽しめる。有名観光地は少ないけど、魅力度は全然負けてない。

「やっぱり、ここらへんはいいですよ。都心からそんなに遠くないのに、こんなに自然があって、おいしいものがあって、温泉まである。何度来ても飽きないですね」

ワンデイドライブは毎度、新たな発見と驚きがある。

関東を知った気になっている人もいるだろうけど、まだまだ知らないところだらけ。それに、どんなマイナーな場所へ行っても、必ずと言っていいほど魅力的ななにかがあるし、楽しい出会いも待っている。これだから、ワンデイドライブはやめられない。

Photo / Shouta Kikuchi

The post ボロカワな愛車と行く!隠れスポットがたくさんある神奈川西部の旅。【ワンデイドライブ #16】  first appeared on GO OUT WEB.

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