車から20年23万キロ、本間(家)ライフのよき相棒。
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1995年よりスタイリストとしてキャリアをスタートし、’98年からヴィンテージに加工を施した「2-tacs」を始動。2008年に池尻に直営店「The Fhont Shop」をオープンし翌年から自身の小説「ブラウン伯爵」と連動したアパレルブランド「BROWN by 2-tacs」をスタート。現在は東京と丹沢の二拠点生活を送る。
「BROWN by 2ーtacs」のデザイナーをはじめ、スタイリストでもあり、東京と丹沢の二拠点生活の中での出来事を綴った本誌連載「One Size Fits All」でもお馴染みの本間さんが 2005年の秋に新車で購入したのがこの「レジアスエース」というハイエースと同車種ながら当時のトヨタの販売チャンネルによって名称が違っていた頃のモデル(現在は全チャンネルでハイエース名義)だ。
本間良二/2-tacs ディレクター(トヨタ レジアスエース 2005年式)
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それ以前はお兄さんから譲り受けたハイラックスサーフに始まり、ボルボの 240セダンやランクル 40などを乗り継いできた本間さんがこのレジアスエースを購入した当時は、「まだ子供も小さかったし、家族みんなでクルマで国内をいろいろ旅してみたかった」という思いから、「荷物もたくさん積めるし、中で寝ることだってできるし」というワンボックス車の汎用性の高さが魅力だったという。
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現在 20年目に突入して走行距離は 23万キロ超え。これまで北は北海道へ 2回、南は九州へ 2回をはじめ、全国各地に家族でロードトリップしたそうだ。「地方の古道具屋さんで見つけたテーブルをそのまま積んで帰ったことなんかもあったなぁ」なんてことができてしまうのもワンボックス車ならではの思い出。
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もちろん仕事の面でも大活躍で、展示会用の荷物を運ぶこともあれば、全国のディーラーさんやアウトドアでのイベントにポップアップでセールスするときだって商品やスタッフでいっぱいになりながら各地に出向いてきた。「都内の家から家財道具を丹沢の家に運び込むのもぜんぶコレ1台で何往復もした」んだそう。
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多趣味な本間さんだけあってサーフィンやスケボー、スノボといった遊びのギアを積んで出かけることもあれば、ここ数年では新たに家族に加わった愛犬レトリーバーの「七男くん」を助手席に乗せて散歩に出かけることも多いそうで、ここ20年間の本間さんであり本間家の仕事も遊びもひっくるめてライフスタイルぜんぶをいろんなカタチで積み込みながらいろんな場所へ黙々と運んできたのがこのレジアスエースなのである。
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「きょくりょく穏やかな運転を心がけているのと、20万キロを超えてからは年1回の車検ごとにちゃんと点検してもらうようにしています」と、長年および長距離乗ってくるべく愛車の健康面は大切に接してきた反面、外装面はとくにカスタムをすることもなく、むしろお世辞にもキレイだとは言えない細かなキズや凹みも多く、そういう部分にはあまり執着しないのが本間さん的というか、長年着込まれてきた服や長年使い込まれてきた道具によくみられる経年変化というか「アジ」が見事にこのクルマにも感じられたのが印象的だった。
「いつも汚れてしまうから洗車のタイミングがわからないんですよ(笑)」と。「でも、今となっては、白にしておけばよかったのかも」というくらい、外観にはさほどこだわらないのが、意外だったけど、カッコいい。
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トヨタ200系ハイエースとメカニズムを共にする兄弟車で、当時の販売チャンネル(ビスタ店/ネッツ店)によりハイエースとは別名称を名乗った。レジアスエースとしては2代目のモデルで2004年に登場、2020年にトヨタ全車種の全店舗取り扱いの開始に伴いレジアスエース名義では販売終了となった。
本間さんが乗っているのはガソリンエンジンの2WD仕様。やはり雪道での走破性を考えると「今となっては4WDを選べばよかったのかなぁ」と。言いながらも20年23万キロ走破(笑)。
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