荷室に趣味のギアやシゴトの道具を積み込んで、街乗りからロングドライブまでちょっとハードにも乗って、ワンボックスをタフに使いこなす。そんな達人たちの愛車との現場にお邪魔して、相棒といえる存在との付き合いを垣間見せていただきました!!
インパクト大のリフトアップルーフを備えたコンパクトなキッチンカーをレトロ仕様に。(’99 SUBARU SAMBAR VAN)
OWNER:杉村 聡/POINT NO.39 オーナー
購入:2020年/専門店(ガレージ ヴァンテアン)
スバルのワンボックスカー、サンバー バンをベースにしたキッチンカーを所有している杉村さん。平日は自身のショップ前にディスプレイし、週末になると都内の公園を巡り、自家製クレープとオリジナルドリンクを販売している。「最大の特徴は、天井がガバッと上に開くリフトアップルーフ。軽だからコンパクトなサイズだけど、これのおかげで車内での作業も快適。天気がいい日は開放感もあります」。
クルマの内外に置かれたアンティーク小物とも相性がいい、レトロなルックスにセルフカスタムしているが、そのなかでもっともこだわったのがルーフ部分の電球。「ショップで扱っているアメリカ製のハリウッドランプを加工してセットしました。外部にも光が漏れ、夕方になるとかなり目立つから、ちょっとした看板代わりになっていると思います」。公園で見つけたら美味しいクレープとコーヒーを注文してみては?
自身で整備して乗るヴィンテージバンは、シゴト道具であり大切な相棒みたいな存在。(’65 VOLKSWAGEN TYPE 2 21WINDOW)
OWNER:CHAPPY/TIMELESS 代表
購入:2015年/知人から購入
整備士のシゴトを通して、さまざまなクルマを扱っているCHAPPYさんの10年来の愛車が、65年製のフォルクスワーゲン・タイプ2。バイクを運搬することもあるため後部座席を外し、簡易的ながら工具も揃えているため、ラゲッジは移動式ガレージのような佇まいになっている。
「もちろんルックスが好みだけど、出張修理から車中泊まで使える実用性の高さもお気に入りです」。自身で定期的に細部まで整備しているため、現在まで大きな故障もなく長距離ドライブも快適だとか。「なによりも運転していて楽しいクルマなんです。そりゃ、旧いクルマだからエアコンもないし、エンジンの音もうるさい。なんなら風も入ってくるから、乗り心地はトラックよりバイクに近いかも(笑)。でもそれがいいっていうか、ボクにとってはそんな部分も愛おしい。シゴト道具でもあるけど、それ以上に大切な相棒みたいな存在です」。
リフトアップしてキャンプ仕様に仕上げた軽バンは、身軽なソロ旅にもフィット。(’23 DAIHATSU ATRAI)
OWNER:キャンプたけし/キャンログ 代表
購入:2023年/ジャンキーズより提供
軽商用車のワンボックス、ダイハツのアトレーをキャンプ仕様にカスタム。ルーフテントとサイドオーニングをセットするだけでなく、車高もリフトアップして、足まわりもフィールド対応にしている。「無骨なルックスだけどコンパクトな軽だから、都内も走りやすいし、四駆に切り替えられるから、林道や河原でも安心。実際に乗ってみると思った以上に車内が広いし、車高を高くしているぶん、視界も広く感じます」。
日常の足として活躍するなか、休日は旅の相棒に早変わり。まだ乗り出して1年ほどながら、関西や北陸まで遠征したことも。「ソロの旅ならホントに快適。オーニングの下にサイトを展開した状態も含め、いろいろちょうどいいサイズなんですよ。気軽にどこにでも遊びにいけるから、これに乗ってからフットワークも軽くなりました。アウトドア好きにとっては、かなり実用性に優れた1台だと思います」。
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