スバルの人気SUV「フォレスター」に、待望の新型が発表されました。現状、ロサンゼルスオートショーにて、公開されたのみですが、日本展開の有無は非常に気になるところ。今回はそんな新型フォレスターの詳細についてご紹介します。
以下は、11月17日公開のモーターファン掲載記事より引用しています。
新型スバル・フォレスターがロサンゼルスオートショーで世界初公開! アメリカでは5グレードを展開するが、日本ではどうなる? 導入はいつ!?
SUBARU(スバル)は米国ロサンゼルスにて開催中の『ロサンゼルスオートショー2023』で、現地時間2023年11月16日に新型フォレスター(米国仕様車)を世界初公開しました。6年ぶりにフルモデルチェンジとなった6代目フォレスターは、はたしてどのような進化を遂げたのだろうか?
かねてから2013年11月16日(現地時間)に開幕する『ロサンゼルスオートショー2023(LAショー)』で、新型のフォレスターが発表されることはティザーサイトから公表されていた。そして、ついにLAショーの開幕に合わせてその全貌が世界初公開となった。
新型フォレスターは2018年にデビューした先代から実に6年ぶりのフルモデルチェンジ。クロストレック、レイバック、アウトバックのクロスオーバーSUVに対し、フォレスターはアセント(日本未発売)と並ぶ本格SUV。アメリカ市場ではで、歴代で260万台以上を販売しており新型への期待値も高く、それゆえのLAショーでの発表ということだろう。
エクステリア:より大胆に!より力強く!
フロントビューは、ヘッドランプまでつながった高い位置に軸を通す大胆な造形のグリルを採用し、これまでよりかなり押し出しの強い印象を受ける。リヤビューは荷室空間の広さを感じさせる傾斜を抑えたリヤゲートに、左右のコンビネーションランプを高い位置でつなぐことで、ワイド感を強調。頑丈かつ堂々とした存在感を感じさせるデザインとしているという。
インテリア:11.6インチセンターインフォメーションディスプレイを採用
インテリアではスバル車共通となる縦置きの11.6 インチセンターインフォメーションディスプレイが採用された。これにより、フォレスターもスバル車として共通のユーティリティインターフェースを備えることになる。Apple CarPlayとAndroid Autoのワイヤレス接続に対応するほか、USB端子はタイプAとタイプCを用意している。
エアコンは、ドライバーシートのみ・フロントシートのみ・前後席の3パターンでコントロールが可能な集中送風モードを新たに採用した。
リヤバンパーの下に足を入れて引くだけでリヤゲートを開閉することができる、キックセンサー式ハンズフリーパワーリヤゲートも用意され、時代に即した機能を備えるようになった。
動力性能:2.5L水平対向4気筒エンジン+X-MODE付きAWD
搭載されるエンジンは180hpを発揮する2.5L水平対向4気筒。自慢の高い動力性能はさらに磨きをかけられ、アクティブトルクスプリットAWDの制御を新たにし、駆動力を軸重に合わせて常に最適配分することで、操舵初期の高い応答性とライントレース性を実現。日常使いでのさまざまな走行シーンで、安心感のある走りと気持ちの良いハンドリングを両立した。
悪路走破の強い味方である「X-MODE」はもちろん装備されている。
スバルグローバルプラットフォーム(SGP)をさらに進化させ、フルインナーフレーム構造の採用や、構造用接着剤の適用拡大、サスペンション取り付け部の剛性を向上。従来型よりさらに高いレベルの動的質感を手に入れた。加えて、2ピニオン電動パワーステアリングを採用し、ダイレクトで自然な操舵感とともに、応答遅れのないリニアなステアリングフィールを実現している。
新たに採用した骨盤を支えるシート構造は、仙骨を押さえることで、車体の揺れが頭部へ伝わることを防ぎぐことで、 ステアリング操作に伴うロールや路面のうねりで身体が大きく揺さぶられたときでも快適な乗り心地を提供し、疲労を軽減するだけでなくパッセンジャーも乗り物酔いしにくい効果がある。
先進安全機能:新世代アイサイトを標準装備
新世代アイサイトは、クロストレック/インプレッサにも採用されている広角単眼カメラを追加3カメラ仕様。新型のステレオカメラに加え、この広角単眼カメラを併用することで自車速度が低速時に二輪車/歩行者をより認識しやすくなり、プリクラッシュブレーキで対応できるシーンが増えたのは先行採用車と同様。
電動ブレーキブースターを採用し、プリクラッシュブレーキの自転車などへの急な飛び出しに対する応答性が向上している。さらに、全車速追従機能付クルーズコントロール使用時の急な先行車の割り込みなどに対しても素早く減速してくれる。
また、リヤシートリマインダーを全車に標準装備したことで、車両から出る際に後席の確認を案内して後席に座った子供やペットの置き去りを防止することができる。地味ながらファミリーユースにはありがたい装備と言えるだろう。
グレードは?価格は?発売時期は?
アメリカ市場では「Base」「Premium」「Sport」「Limited」「Touring」の5グレード展開と発表されている。これまでの傾向から考えると、日本での発売時はもう少しグレードが絞られることになるだろう。一方で、後々「X-BREAK」や「STI SPORT」といった追加グレードが展開されるのでは無いだろうか。
また、国内仕様現行モデルにあるハイブリッド仕様「e-BOXER」については現時点では言及されていない。
価格は現時点では未公表。現行の2024年モデルが北米で2万7000ドル〜3万7000ドル(405万円〜555万円※)。国内モデルが306万9000円(Toring)〜374万円(STI SPORT)。STI SPORTは別格として、SPORTが346万5000円。と考えると、昨今の自動車価格の上昇を鑑みて、少なくとも330万円〜400万円弱の価格設定になるのでは無いだろうか?
※1ドル=150円(2023年11月17日調べ)
アメリカ市場では2024年春以降の発売がアナウンスされているが、日本への導入時期については現時点では未発表だ。2024年1月の『東京オートサロン2024』での実車またショーモデルの公開、ゴールデンウィークからボーナス商戦に向けての日本での展開は期待できないものだろうか?
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