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【ブランドピックアップ〜MIYAGIHIDETAKA〜】バンダナをデザインに用いて世界に羽ばたいたブランド。


バンダナをファブリックやデザインとして捉え、パッチワークやプリントなどであらゆるファッションアイテムを手がけるブランド「ミヤギヒデタカ」。トップブランドやショップなども認めるデザイナーの新しい動きや、構えているアトリエ、いま欲しいアイテムにフォーカスした。

バンダナをデザインに用いて世界に羽ばたいたブランド。

写真が宮城さん。バンダナはブランドの重要なファブリックなので、稀有なヴィンテージ品含め最低3000枚はストックしているらしい。オリジナルでバンダナ柄のファブリックも作っていて、1着に対して6柄を使用するという。作られる製品はアソートが多い。

2018年3月に自身の名前を冠したブランド、ミヤギヒデタカをスタート。最大の個性はバンダナをファブリックに
用いてパッチワークでアパレルを作るところで、最近ではニードルズや、スイコックともコラボしているから、そのビジュアルを目にしたことのある人も少なくないはず。見た目のインパクトは無論、デザインとしても完成されていたバンダナシャツが、SNSを通じてまず韓国へ。ビッグバンのメンバーがプロデュースするブランド、ピースマイナスワンとコラボし世に広まった。どちらが先か曖昧だが、同時期にNYのコウザブロウともコラボし、ローンチ早々に世界進出を果たしている。

ニードルズと手がけたアーカイブ。バンダナでパッチワークしたデザインをプリントで落とし込んだジャージの上下だ。

デザイナーの宮城秀貴さんはもともとシューズにまつわる仕事をしていたが、アパレルデザインは経験薄だったそう。ファッション学校卒でなくてもデザイナーとしての地位を高めることができたのは、バンダナシャツの作り方に隠されていたりもする。「ブランドシグネチャーのシャツはパターンを必要としないんです」と宮城さん。そんな氏の異端な業も受け入れられるのがファッションの世界。事実ドーバーストリートマーケットからも声がかかっていて、キャリアと実力が比例するとは限らないことを感じさせられる。

ミリタリー素材を用いたジャケット。バンダナとネルシャツ以外の素材にも着目している。

ミヤギヒデタカのアイテムは、作りたいときに作られるからシーズンごとの展開がない。量産できないため品切れが続いているのもニクい。そんななか、宮城さんが兼ねてより構想していたネルシャツにフォーカスしたブランド「ラフ」をこの春からスタート。こちらは展示会ベースで動き、卸しもしていくよう。〝バンダナ=ミヤギヒデタカ〞だが、勢いから察するに、ネルシャツのリメイクにおいても、代表的なブランドとなり得る予感。今後もともに注目していきたい。

代表作のシャツ同様、ブランドとして、より認知されるきっかけとなったダウンジャケット。

恵比寿にひっそり構えられたミヤギヒデタカのアトリエへ。

2021年9月に2年間限定で誕生したミヤギヒデタカのフラッグシップストアだが、これからも継続で構えられることとなったよう。不定期オープンだが、新たにスタートしたブランド、ラフも置かれているから要注目だ。

ピエール・ジャンヌレ、ハンス・ウェグナーなど、有名デザイナーの傑作チェアが品よく揃う、店舗というよりは宮城さんのアトリエといった造り。什器も特注で作ったらしく、こだわりの空間でぜひ買い物を楽しんでもらいたい。

新しく始まったネルシャツにフォーカスしたブランド、ラフのアイテムも展示販売。どのようなアイテムかは後ほど紹介しています。作りたいときに作られるミヤギヒデタカのアイテムとは異なり、ラフは展示会ベースで動き、卸し販売される。

アトリエではミヤギヒデタカももちろん取扱いされている。アソートで1点モノのようなアイテムも多いので、実際に手に取りジブン好みの1枚を選べるのは何気に嬉しい。

「海外からの来客も多く、継続して構えることにしました」と宮城さん。オープン日はインスタグラムで告知されるので、チェックしてみて。@miyagi_hidetaka 住所:東京都恵比寿西2-10-8 1F

ネルシャツを軸とした新ブランド、Rafu。

宮城さんがバンダナ以外でフォーカスしていたというネルシャツに重きをおいたブランドが2023年春にデビュー。十八番ともいえるパッチワーク、そしてネルシャツから着想を得たアイテムが続々登場予定。

Band T-Shirts ¥14300

トゥデイエディションとのコラボレーションTEE。“ラフのシャツを纏っている架空のバンド”をイメージして描いてもらっているらしく、Tシャツでラフの世界観を楽しめるのが嬉しい。

Western Shirts ¥39600

昔からウエスタンスタイルが好きという宮城さんが手がけたクラシックなスナップボタンのウエスタンシャツ。ボロ加工を施していて、ブランドでは定番のアイテムとなっている。

Remake Jacket ¥62000

ミヤギヒデタカと同様に存在しているラフのリメイクプロダクトシリーズ。古着のネルシャツをわざわざ染めてワークジャケットにパッチワークした逸品。随所のデザインがさすが。

Remake Shirts ¥27000

中央のジャケットと同じく、こちらもリメイクプロダクトシリーズから。“古着のシャツに生地を縫い付ける”というミヤギヒデタカでおこなっていた手法をネルシャツで表現している。

Down Vest ¥99000

RMF(ロッキーマウンテンフェザーベッド)とのコラボレーションダウンベスト。ライニングにラフの生地を使用したのみならず、宮城さんの好きなウエスタン刺しゅうをヨークに施す。

この夏、コーデに差がつくミヤギデザイン。

コーデがシンプルになりがちなこの季節。ミヤギヒデタカ至極のバンダナデザインはワードローブに1着あると間違いなく重宝する。現在、販売しているラインナップのなかからイチ押しを厳選ピックアップ!!

Bandana Short-Sleeve Shirts ¥42900

デザイナーが自ら選んだ古着のバンダナのみを使用し、パッチワークした半袖シャツ。バンダナが集まったタイミングで発売されるので、リリースが不定期なのもこのシャツの特徴。

Bandana Shirts ¥45000

ブランド設立以降、継続発売されているシグネチャーアイテムのバンダナシャツ。古着のバンダナや、わざわざ作ったオリジナルのバンダナ生地を使用し生まれる手間のかかった1着。

Remake Jacket ¥57000

バンダナが主軸のブランドだが、ほかのファブリックにも注目しているから見逃すべからず。古着のデニムパンツを解体し、素材の特徴を活かしパッチワークでリメイクしたジャケット。

Sheet Shirts ¥33000

バンダナシャツの手法ながらも、ファブリックにヴィンテージのベッドシーツを用いて作っている、その名もシーツシャツ。様々な柄を集めて作られているのに計算されたデザインだ。

SUICOKE × MIYAGIHIDETAKA Sandal ¥33000

スイコックの定番モデル“KAW”にオリジナルの6つのバンダナ柄を用いて、かつ左右対称にデザイン。アッパーはキルティングで立体感もあり、新開発素材のアウトソールを採用する。

Bandana Body Bag ¥33000

ブランドがオリジナルで手がけたブラックのバンダナ柄ファブリックを、6つの柄を使ってパッチワークしているボディバッグ。ショルダーは自分の好きな長さに調節することが可能。


(問)ミヤギヒデタカ www.miyagihidetaka.com Instagram:@miyagi_hidetaka

Photo/Shouta Kikuchi
Report & Text/Naoto Matsumura

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