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カーボン製の注目ペグ「ヘキサステーク」の使い勝手は? アイアンペグと比較検証!


日進月歩で進化を遂げるキャンプギア。テントや寝袋をはじめ様々なキャンプギアが、より軽量コンパクトに、より使いやすく、また新たな素材、新たな形に変化しています。そんななか、今回は進化した“ペグ”に注目!

ペグなんてどれも同じと思うかもしれませんが、実はペグにも、これまでにない素材、形、機能を持ち合わせた画期的な進化系ペグが登場してるんです。

ミグラトレイル ヘキサステーク ¥858/本 、¥3300/4本セット

今回GO OUT編集部が目をつけたのは、「ミグラトレイル」のカーボン製ペグ「ヘキサステーク」。先日コチラの記事でも紹介しましたが、カーボン素材で非常に軽量な上、工具としても使える進化系キャンプギア。機械のパーツのようなルックスにも惹かれます!

(左)ミグラトレイル ヘキサステーク 全長190mm 重量1本30g
(右)スノーピーク ソリッドステーク20 全長200mm 重量1本75g
全長はほぼ同じでありながら、ヘキサステークの方が35gも軽い。

しかし、いろんな機能があっても気になるのはペグとしての使い心地。強度はもちろん、地面への刺さり具合や、実際にテントやタープで使用した時の抜けにくさが重要なポイントです。そこで、今回はヘキサステークと同等サイズのアイアンペグを用意し、フィールドでの使い心地を比較検証してみました。

重量にして倍以上違う2つのペグ。強度や刺さり具合など、どう変わってくるのでしょうか。

ペグ本体の軽さと強度をチェック。

まず気になるのペグ本体の強度。安価なペグは、よく曲がったり折れたりしてしまいますが、ヘキサステークはどうでしょうか。

まずは手で持って力いっぱい曲げようとしてみます。もちろんアイアンペグはびくともしません。ヘキサステークは持ってみるとアイアンペグより圧倒的に軽く、簡単に折れてしまうのではないかと不安になります。しかし、ヘキサステークも手で曲げようとしてもしなる気配もありません。

ヘキサステークは通常のペグでいうフックの部分も尖った形状。実質2本のペグが地面に刺さることでより抜けにくい仕様に。

次は実際にペグを地面に叩き込んでみます。今回ペグを試したフィールドの環境は、非常に乾燥し硬くなった土。ペグハンマー無しではペグがなかなか刺さりにくい場所です。少し硬さは感じるものの、アイアンペグはスムーズに刺さりました。

次にヘキサステークを打ち込んでみましたが、ペグハンマーからはアイアンペグと遜色ない打ち心地が伝わり、安心感があります。アイアンペグよりは抵抗感がありましたが、打ち込みの力が逃げていく感覚がなく、しっかりとペグハンマーの衝撃を受け止め、地面に刺さっていきます。

ガイロープをかけて力いっぱい引っ張ってみる。

今度は、実際にタープなどで使う時と同様に、ペグにガイロープをかけて、力いっぱい引っ張ってみます。まずはアイアンペグで引っ張ってみると、もちろんちょっとやそっとでは抜けませんが、体重をかけてグッと引っ張ってみると、ペグが動き、少し抜けそうです。

ペグの穴はカラビナをかけて使用可能。ガイロープとペグをカラビナで繋いでおくことで、テントのドアを開放したり、キャノピーを張り出したりテントの形状を調節するときも、わざわざペグを抜く必要がなく便利。

次はヘキサステークで検証。先ほどと同様の力で引っ張ってみると、アイアンペグより強力に刺さっている感覚です。

ボディが太い上、地面に刺さる部分には溝が掘ってありプラスドライバーのような形状。通常のペグよりも地中での接触面が多いからか、地面により力強く刺さり、力が掛かる方向が変わってもびくともしません。フック部分もしっかり刺さっています。

ヘキササステークのペグとしての使い心地の検証結果としては、軽さに対して強度十分! 抜けにくさに関しては同等サイズのアイアンペグよりも優れているといえるでしょう。

工具としてもちゃんと使えた!

次に、このペグならではの強みである、工具としての使い道を確認。ヘキサステークはペグの上部の穴が、10mm・8mmの六角レンチとして使えます。そこで、身の回りにある六角ボルトを締め込んでみます。

フックの又部分も10mmの六角レンチとして使用可能。

実際にクルマのトランクにある六角ボルトを締め込んでみると、しっかりボルトがハマって、トルクをかけることができ、工具としての精度も申し分なし。クルマやバイクでよく使われているので、ちょっとしたボルトの緩みなど、簡単なトラブルであれば対応できそうです。

工具として使うことは滅多にないと思いますが、頭の片隅にでもヘキサステークが六角レンチとして使えることを覚えていれば、いつかなにかの役に立つ時が来るかもしれません。

丈夫さ、軽さ、使いやすさを高次元で実現したハイスペック。

ヘキサステークはペグの凹凸で、スタッキングが可能。穴に紐を通して、ケース無しでもまとまって持ち運びできる。仮に8本まとめても重量は240g。ソリッドステーク8本分と比べると280gも軽量化できる。

ペグとして非常に有能であることは実証されましたが、もちろん価格も気になります。今回比較に使用したソリッドステーク20が1本¥462であることを考えると、1本¥858のヘキサステークがペグとしては高価であることは間違いありません。軽さだけを求めるなら1本20gを切るような超軽量ペグもあります。

しかし、ヘキサステークのように、アイアンペグのように強く、その強さに対してここまで軽いペグはなかなかありません。また万が一には工具としても使えるという他にはない機能もあり、価格にも納得感を持てます。

強くて軽いペグを探している人はもちろん、この機械的な見た目に惹かれた人も、ぜひ人とは被ることのないヘキサステークをぜひ試してみてはいかがでしょうか!

ヘキサステークはAmazonや楽天など、各ECから購入できます。気になった方はぜひヘキサステークのブランドHPで詳細をチェックしてみてください。


(問)ミグラトレイル migratrail.jp/

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