痩せる食事は魚があって野菜があって海藻があってと、一汁三菜が基本です。痩せる食事の一例を見てみると、メインのおかずはぶり大根、そこにマカロニサラダとモズク酢、そしてご飯に味噌汁です。それはまさに、昭和50年の食事。このころの日本人みんなは痩せる食事をとっていたのです。
痩せる食事のいくつかのポイント
痩せる食事は一見、シンプルな和食ですが、そこにはいくつかのポイントがあります。まずはぶり大根。ここには2つのポイントがあります。1つめのポイントは魚。昭和50年当時は肉よりも魚を食べる機会が多く、ほぼ毎日魚を食べていました。
そして、痩せる食事は調理法にもポイントがあります。生か煮るほうが、フライや揚げる調理よりも体にはよいからです。ほかの脂が入ってしまうと、魚本来の脂のよさが薄まってしまいます。
当時の日本の家庭料理では、揚げ物や炒め物よりも煮物が主流でした。そして、青魚にはEPAやDHAなど体に必須なオメガ3脂肪酸が多く含まれています。この油は摂りつつ、余分な油を落とすには煮物にするのがおすすめです。
痩せる食事の最大ポイントが味噌汁
痩せる食事のマカロニサラダで注目は卵。ダイエットではつい敬遠されがちな卵ですが、昭和50年ごろは積極的に食べられていました。良質なタンパク質やビタミンのほか、カルシウムなどのミネラルが豊富に含まれています。また、現代では不足しがちな水溶性食物繊維はモズク酢で摂取するわけです。
そして、痩せる食事の最大のポイントとなるのが味噌汁。大豆を発酵させることによって体によいものがたくさんできて、それが吸収しやすくなるメリットがあります。
昭和50年に比べて、現在の味噌の消費量はおよそ半分。しかし、味噌などに含まれる大豆たんぱくは栄養価が高く、血中のコレステロールや中性脂肪を減らす働きも確認されているのです。