足の裏のほくろはメラノーマと呼ばれる非常に悪性の皮膚がんである可能性があります。しかもメラノーマは、ほかのがんと比べても非常に転移しやすいのが特徴です。そこで、足の裏のほくろがメラノーマかを簡単に判別する方法を紹介しましょう。
足の裏のほくろはメラノーマの特徴
メラノーマとは非常に悪性な皮膚がんです。がん細胞がメラニン色素を多量に産生する場合が多いため、黒い色になることが多いメラノーマ。このため、悪性黒色腫とも呼ばれています。
ただし、メラニン色素の産生程度によっては茶色のメラノーマもあるので要注意。極めてまれに、メラニン色素をほとんど産生しないメラノーマがあり、淡い赤色だったり色が変わらないものもあるのです。
メラノーマはがんの中で転移の頻度が高く、死亡率が高いことで知られています。とはいえ、メラノーマの特徴の1つが足の裏のほくろなど発見しづらい場所にできること。しかも、短期間で大きくなるという特徴もあります。直径7mmを超えていたら転移の可能性大なのです。
足の裏のほくろは7mmでも転移する
つまり、足の裏のほくろのようなものがたった7mmの大きさでも、それがメラノーマでしかも転移している可能性が大ということ。それは表皮に発生したメラノーマは、表面に広がっていくと同時に皮膚の奥にも成長するからです。
表皮の下には、血管やリンパが通っている真皮があります。メラノーマが真皮に達してしまうと、リンパや血管を通じて全身に転移する危険があるのです。その目安が7mmとなっています。
しかも、メラノーマには抗がん剤が効きません。このため、メラノーマは早期発見・早期治療がとても大切なのです。そこで、足の裏のほくろがメラノーマかどうかを判別する方法を紹介しましょう。
足の裏のほくろとメラノーマを判別
足の裏のほくろとメラノーマを見分ける方法は「左右対称」かどうかです。ある線を引いて左右対称になるのがほくろ。メラノーマの場合は悪性の細胞がでたらめに増殖しているため、対称性がありません。
「毛が生えているか」も足の裏のほくろとメラノーマの判別方法です。毛があるということは、その毛の細胞を壊さずにほくろが増殖しているということ。毛の生えたほくろは良性です。メラノーマは細胞を蹴散らして増殖するため、毛が生えてきません。
「大人になってできたものが大きくなる」のも足の裏のほくろとメラノーマの見分け方。成人以降にできたものが広がってきたら、メラノーマの可能性が大ということです。ほくろはふくれることはあっても、広がることはありません。
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