反り腰でおこる腰痛は、椎間関節に痛みの原因があります。椎間関節は脊椎を構成する椎骨の後ろ側にあるため、反り腰で脊椎のカーブが深くなると圧迫されることに…。このため腰痛が発生するのです。そんな反り腰でおこる腰痛には大腰筋ストレッチが効果的です。
反り腰で椎間関節が圧迫される
この椎間関節にジワジワと負荷をかけるのが反り腰です。脊椎は自然なS字カーブを描いていて、腰椎部分は横から見ると前に反った状態。反り腰で骨盤が前傾すると、このカーブがさらに前に反ってしまいます。
すると、椎骨の後ろ側にある椎間関節はカーブの内側にあたるために圧迫された状態。椎間関節の神経が反応して、痛みの信号を出すというわけです。
反り腰になるもっとも大きな原因は、体の前側の筋肉が弱っていることにあります。大腰筋が衰えたり、腹横筋が弱くなったり、大腿四頭筋が硬くなったりすることが発端で骨盤が前傾気味になるのです。
反り腰を治す大腰筋ストレッチ
この反り腰に慣れると、体の前側の筋肉はさらに弱まります。それと同時に、椎間関節と脊柱起立筋の負担は増えるばかりです。結果として、これが腰痛を引き起こしています。
反り腰を治すには、骨盤を後傾させるために体の前側の筋肉をエクササイズするのがおすすめ。まずはもっとも手軽な大腰筋のストレッチから始めるとよいでしょう。
反り腰を治す大腰筋ストレッチは、両足を前後に大きく開いて後ろのひざを床につき、背筋を伸ばしたら準備完了。そのまま前のひざを曲げていって、後ろ足の付け根を伸ばすようにします。反対側も同様に行ってください。
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