現代人は運動不足になりがちで、とくに下肢の筋力が圧倒的に弱っているといわれています。このため、単に体幹トレーニングだけを行うだけではNG。このため、体幹トレーニングにはウォーキングを組み合わせるのがおすすめ。ウォーキングは体幹トレーニングの一種ともいえるからです。
体幹トレーニングが体の衰えを改善
下肢が弱い現代人は、30代でも筋肉や骨などの運動器の働きが衰えてしまうロコモティブシンドロームの予備軍が多いのが実情です。そのような体の機能の衰えを改善するのが体幹トレーニングです。体幹トレーニングはアスリートだけのものではありません。
基礎代謝が上がったり内臓が活性化したり姿勢がよくなったり…。体幹トレーニングは、さまざまな健康効果を得ることができるのです。
しかも、ふだんから意識して体を大きく動かすことを習慣化することで十分に体幹トレーニングの効果があります。とくに、ウォーキングやランニング、山登りといった下肢にある程度の負荷をかけるような運動がおすすめです。
股関節は体幹トレーニングの一種
というのも、下肢を使う運動は股関節を大きく動かします。股関節は肩関節と並び、体幹の重要な球関節の1つ。つまりウォーキングは、体幹トレーニングの一種といえるのです。
この股関節を大きく動かすと、消費カロリーがアップして代謝がよくなるうえに、関節の可動域が広がります。逆に股関節の動きが悪いと、これに連動する脊柱などに余計な負担がかかり、体幹にも悪影響を及ぼすのです。
また、骨粗鬆症を回避するためにも、骨への適度な負荷は欠かせません。体の機能の改善には、下肢を使った運動も必要なのです。体幹トレーニングはウォーキングと組み合わせるのが効率的でしょう。
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