筋肉が発達して筋肉ムキムキになると、体が硬くなるイメージがあります。実際、筋肉ムキムキだと関節の動きが悪くなるというのが、これまでのスポーツの常識でした。しかし、これはまったくの誤解です。筋肉ムキムキと体が硬いことはイコールではありません。筋肉ムキムキと柔軟性は両立するものなのでした。
筋肉ムキムキでも柔軟性は失わない
基本的に、筋肉がどれだけ強い力を発揮できるかという筋力と、筋肉がどれだけ伸張することができるという柔軟性はまったくの別物です。すなわち、筋肉ムキムキと柔軟性が高いことは両立します。
筋トレで筋肉ムキムキになって筋肉が太くなったからといって、柔軟性が失われることはありません。同様に、筋肉が細くなったからといって、柔軟性が高まるわけでもないのです。
筋肉ムキムキと柔軟性を両立している好例が、水泳選手や男子体操選手。筋肉ムキムキでありながら肩を柔軟性高く回せたり、180度開脚ができたりする姿を目にしたことがあるでしょう。
筋肉ムキムキで柔軟性を損なう場合
そもそも筋トレは、ストレッチとしての側面も持っています。というのも、筋トレの正しいフォームは筋肉をなるべく伸ばした状態から最大限、縮めた状態にすること。ストレッチ感を感じなければ正しいフォームではありません。
ただし、筋肉ムキムキといっても過剰に筋肉がついた場合は柔軟性を損なう可能性はあります。それは関節を大きく動かそうにも、筋肉と筋肉がぶつかり合ってしまう場合です。
とはいえ、柔軟性を損なうまで筋肉がついた筋肉ムキムキというのは、ボディビルダーなどの例外中の例外。柔軟性を失うかもと心配して、筋トレを制限する必要はまったくありません。
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