筋トレ後の有酸素運動で脂肪燃焼が効率的に促進されるというのは、いまや体を鍛える人の常識といえるかもしれません。メソッドによっては、筋トレ後と2時間後それぞれに有酸素運動をすると効果的といわれることもあるほどです。しかし、筋トレ後の有酸素運動は脂肪燃焼はするものの限定的なのでした。
筋トレ後の有酸素運動は30分程度
そもそも有酸素運動でシェイプアップを目指す場合、30分~1時間のジョギングを毎日実施したうえで、それを最低3か月は続けることが目安になります。有酸素運動によるシェイプアップは根気よく続けなければなりません。
一方で、有酸素運動は筋トレ後が効率的とされています。しかし、筋トレ後の有酸素運動は毎日行うことは不可能です。筋トレを毎日行うことは超回復の法則からも非効率。筋トレは中2日のサイクルがもっとも効率的です。
となると、筋トレ後の有酸素運動は筋トレのペースから考えて週2~3回ほどがせいぜい。多くの人は、週に1回スポーツジムに通うのがやっとというところです。しかも、筋トレ後に加えられる有酸素運動はせいぜい30分程度でしょう。
筋トレ後の有酸素運動は意味がない
というのも、筋トレだけで30分~1時間はかかります。筋トレ後のシャワーなどを考えれば、1時間30分~2時間はかかってしまうでしょう。筋トレ後にそんなに長くは有酸素運動に時間を割けないわけです。
本来なら毎日続けなければならない有酸素運動を週1回、30分だけやることにどれだけ意味がないかは明らか。それよりも、有酸素運動せずにもっと筋トレに時間を割いたほうが、ダイエット効果は高くなります。
効率的な筋トレはダイエット効果に直結。筋肉が大きくなると基礎代謝がアップ。ふだんの生活の消費カロリーが増えることで、ダイエット体質になっていくからです。つまり、シェイプアップを期待するなら筋トレだけで十分なのでした。
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