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砂糖が固まる原因は湿気ではなく「乾燥」だった




砂糖は容器に保存しておくと、どうしても固まってしまうもの。料理やコーヒーに使おうとして、固まった砂糖をスプーンで切り崩した経験はだれにもあるでしょう。じつは、砂糖が固まる原因は湿気ではなく「乾燥」だったのです。砂糖を固まることなく保存するテクニックを紹介しましょう。


砂糖が固まる原因は湿気ではなく「乾燥」だった


砂糖が固まる原因は湿気でなく乾燥


砂糖とは、正確にいえば多くの人が使っている「上白糖」のこと。保存容器や袋の中で固まりやすい性質があります。そんな砂糖を固まるのを防ぐ方法を調べてみると「食パンを入れる」「電子レンジで温める」「ミカンの皮を入れる」など、さまざまなテクニックがあるようです。


そこで、これらのテクニックを実践して、固まった砂糖がどれくらいやわらかくなるか実験しました。その結果、3位がミカンの皮、2位が電子レンジ、そして1位が食パンとなったのです。ただし、食パンを砂糖の容器の入れたままにすると、カビが生えてくるので注意しましょう。


それでは、食パンを入れると砂糖が固まらなくなるのはなぜでしょう? 一般的なイメージと違って、じつは砂糖は水分を持ったしっとりとした状態。砂糖の敵は「乾燥」なのです。砂糖が固まる原因は湿気ではなく乾燥なのでした。


砂糖が固まるのを戻すテクニック


砂糖はサトウキビから作られますが、最終工程で蜜のコーティングが施されています。その結果、砂糖の結晶が蜜に閉じ込められて、サラサラな状態が維持できているのです。


これが乾燥状態になると蜜のコーティングが薄くなって、表面に砂糖の小さな結晶ができてしまいます。これによって砂糖の結晶同士がくっ付いてしまうというわけ。これが砂糖が固まるメカニズムです。食パンを入れてやわらかくなるのは、パンが湿気を吸うのではなく、パンの湿気を砂糖が吸っているのでした。


そこで、砂糖が固まるのを戻すテクニックが、固まった砂糖に水滴をたらすという方法。砂糖が溶けてしまうのでたくさんかけず、1~2滴ほどで十分効果を発揮します。また、砂糖を保存するときは密閉容器に入れて、冷暗所に保存するようにすると、固まるのを防ぐことができるでしょう。


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