背骨に沿うようにして細かい筋肉が何層にも走っているのが「脊柱起立筋」。脊柱起立筋は、背骨が正しいカーブを描くために必要不可欠なのがインナーマッスルです。脊柱起立筋がしっかりしていないと、背中が曲がって姿勢が悪くなります。そこで、脊柱起立筋のトレーニング方法を紹介しましょう。
脊柱起立筋で消費エネルギーが変わる
脊柱起立筋はトレーニングしていないと、ふだんの生活の姿勢が悪くなって運動効率が悪化。消費されるエネルギー量も少なくなってしまいます。結果的に、太りやすい体質となってしまうのです。
逆に、脊柱起立筋がしっかりトレーニングされていれば、ふだんの姿勢がよくなって消費エネルギーがアップ。痩せやすい体質になります。たとえば細くて美しいバレリーナは、正しい姿勢で脊柱起立筋を刺激し続けているのです。
そこで、脊柱起立筋トレーニングのやり方を紹介しましょう。まずはうつ伏せに寝たら、腕を肩と水平に伸ばして、ひじを直角に曲げます。この体勢から右手を頭の上に伸ばすと同時に、対角線にある左脚を少し床から浮かせるのです。
脊柱起立筋トレーニングの負荷アップ
脊柱起立筋のトレーニングは、背中の対角線の意識が大切。顔は高く上げ過ぎないように注意します。背骨が反って腰を痛めることもあるからです。左右交互に20回ほど行ってください。
脊柱起立筋トレーニングの負荷をもうアップするなら、四つん這いで同じ動作を行います。四つん這いの姿勢から右手を前方に伸ばすと同時に、対角線にある左脚を後方にまっすぐ伸ばすのです。
伸ばす手は親指を上に向けるのがポイント。3秒間キープしたら元の姿勢に戻ります。これを左右交互に20回。ただし、背中を反らせすぎたり、必要以上に勢いをつけて行わないようにしましょう。腰を痛める原因になります。
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