汗が臭い原因は「悪い汗」をかいていることにあります。しかも悪い汗をかく人は脂肪が燃えにくく、太りやすい体質の場合が多いのだとか。汗が臭い、ベトベトしている、汗がしょっぱい…という人は「悪い汗」をかいている証拠です。その原因を詳しく見ていきましょう。
汗が臭い原因は汗腺の機能低下
汗が臭い原因の1つは「汗腺の機能低下」です。そもそも汗は、代謝を行うために重要な役割を担うもの。その汗を出しているのが、皮膚にある汗腺です。
汗腺は血液中から水分やナトリウム、マグネシウムなどのミネラルを取り込んで汗として分泌。この分泌された汗が蒸発したとき、体から気化熱が奪われて体温が下がるという仕組みです。
さらに汗腺には「再吸収」という大切な働きがあります。血液から一度取り込んださまざまなミネラルを汗腺がろ過。再び体内に吸収させるのです。再吸収されたミネラルは代謝などに使われます。汗が臭い人は、汗腺のろ過機能が低下して体に必要なミネラルまで放出しているということです。
汗腺の休眠も汗が臭い原因になる
汗が臭い原因の2つめは「汗腺の休眠」です。全身には、およそ400万個の汗腺があります。
しかし、現代人はその半分ほどしか使っていません。使われていない汗腺は休眠状態ということ。そして、多くの汗腺が休眠状態になると、代謝が下がることになってしまうのです。
というのも、多くの汗腺が休眠状態になると残った少ない汗腺で、たくさん汗を出さなければなりません。このため、汗腺がミネラルをろ過する間もなく一気に大量のミネラルが出てしまうことに…。これが「悪い汗」、汗が臭くなってしまうのです。
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